昨日も仕事後お稽古でした。
ちょっと風邪気味で、その前日にあった三味線のお稽古はお休みしました。
そして、一晩ゆっくり休んで回復。
やつぱり、月曜日に紀伊国屋ホールで『勧進帳(寄せの合方・滝流し・三段目)』はあるし、
来週の日曜日は紀尾井ホールで『俄獅子』の本番。
体調不十分でみんなに迷惑を掛ける事になりますから。
ずっとずっと、一人の身体じゃないと思いつつ、健康に充分気を遣ってきたのですが、
この気候ですものね。気を付けていても・・・はあ~
でも、回復してよかった♪と油断大敵。充分気を付けて、二十日までは体を十分甘やかして負荷をかけないようにしよう。
さて、小鼓は『景清』の上げ浚いと思いましたが、
どちらの楽器も『関三奴』に入りました。
この曲は舞踊の曲。演奏の曲と違って、
「これが正しい」「あれが正しい」というものがない世界です。
舞踊の流派によって違うどころか人によってちがったりする。その上、地方によって違ったり、それを受けているお囃子さんのセンスによっても違う。そして、下浚いはこうだったけれど、本番はこうだったとその時々でちがったりする。
「こういう曲は見計らいだから教えるのが難しい」と師匠は仰っていました。
最近はこんな曲ばかり勉強しています。定番の曲というのはすでにお稽古済み。
いつも「何にしようか?」になってしまう。
そろそろ復路街道かな?!今まで習った曲を復習していく。
それも如何に身に染み付かせるかというお稽古。
昨年、師匠は芸大の生徒さんに同じような稽古をされたそうですが・・・
彼らは、プロの卵だし・・・。若いしね・・・。
私について行けるのだろうか?とちょっと不安。
が、せっかくここまでお囃子を楽しんで来たのですから、究めるところまで究めたいものです。
終点って、ないのですよね。がんばります。