ジーン・ケリーやフレッド・アステアのミュージカルのように派手なタップやファンタジックな場面は無かったけれど、ジャズの音楽の流れるシックな映画でした。
ラストの「ニューヨークニューヨーク」の唄はとっても良かった。ライザ・ミネリの唄はパンチがあって気分が良いです。
さてさて、ライザ・ミネリはジュディ・ガーランドの娘さんです。ジュディ・ガーランドって誰???
「オズの魔法使い」という古い映画を知っていますか?あの映画のドロシーをやっていた女優さんです。その後フレッド・アステアと共演した「イースターパレード」とか「スター誕生」などの代表作があります。
彼女は何回か結婚の経歴があるのですが、ヴィンセント・ミネリ監督との間に生まれた子供がライザ・ミネリです。
ジュディ・ガーランドってとっても可愛くてチャーミング。唄も素敵で大好きな女優さんだったのですが、彼女の生涯はすごっく波乱に満ちていて、最終的には睡眠薬の多量飲用という事故で命を亡くしました。
十代の頃からスターだった彼女は、多忙な日々をいつも絶好調な自分でいられるように、薬物に手を出していてずいぶん若いうちから薬物中毒だったそうです。
本当にハリウッドという世界的な映画の世界に生きるという事は大変なんだなと、彼女の生涯を通じてつくづくそう思っちゃいました。
たまには、古い良き時代のアメリカの娯楽映画も楽しいですよ。
