華扇会 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

知人がご出演という事で、報知新聞主催の秋の大イベントに行ってきました。
九月二十六日から二十八日の三日日間の大舞踊会。
私は、千秋楽の夜の部に行ってきました。

けっこう楽しい演目があって、とっても充実した一日でした。

新作長唄で『女人塚』とい、平家物語の仏御前と祇王の二人のお話がベースになった踊り、あの時は地方さんを見て、本当にお気の毒に思っちゃいました。
幕開き、照明が暗くて、地方さん方の譜が見えないオーラが満ち満ちていて・・・、また、一部が終了して、二部に行こうの場面展開の時も、照明のフェードアウトと共に地方さんがこんにちは状態で。。。
ちょっと笑えたけれど、いやいやお気の毒です。
そうそう、最近、新作というと、照明が暗めが多くて、こういった現場何回も見ていますが。。。。
新作や珍曲は、だいたい地方さんは譜面を見ていますから。。。
照明が暗いというのはお気の毒です。

「鶯宿梅」という曲は笑えました。杵屋正邦氏の曲なのですが、彼らしい曲でした。
とってもコミカルで超楽しい長唄舞踊劇でした。
ビリーダンスが振りつけに入っていたのは吃驚。。。
しかし、踊り手さん。けっこうお歳を召されている方のようで。。。上手く表現できなくて、最初「何をやっているんだろう」なんて思っちゃいました。
いやいや、日舞とビリーは大分動きが違うから。。。

私の知人は最後の「俄獅子」に出ていらっしゃいました。
普通の「俄獅子」ではなくて、コミカルなお笑い劇タッチで楽しかったです。
踊りの会に行って、本当に元気で楽しい気分で家に帰るのは初めてです。

いやいや、舞踊会。
楽しいですね。
芸術の秋。これから暮れに向かって、けっこう良い舞踊会や演奏会がありますね。
なかなか、仕事と調和が取れないのですが、時間を作って、いろいろ良いものを見聞きしたいものです。