昨日は下浚いでした。
いやいや、暑かったを通り越して、灼熱地獄でしたね。
水道橋の牛天神というところが会場だったのですが、その道中の暑かったこと。
丸の内線の後楽園駅から、中央大学理工学部の方に向かって。。。徒歩十分(もかからないか・・・)位のところ。
まあ、見事に日陰なし。炎天下の中、バックと小鼓を持って汗だくになりながら向かいました。
はあ。。。砂漠を放浪する気分。
水・・・ああ、みず・・・。という感じ。頭はボーとしてくるし、こりゃ熱中症?血液ドロドロの状態を身を持って感じました。
とろみのついた血液が血管をゆっくり流れているの感じましたからね。。。
最後のとどめは、さすが神社仏閣。実際には三十段あるかないかの石段だったのですが、あの時の私の目には高くそびえる何百段もある石段に見えました。
「げっ。。。これを登るの?!」
もうクラクラ状態でした。
会場について・・・
ああ、水が飲みたい状態続いていましたが、もう噴出す汗。
これで水なんて飲んじゃったら、演奏中、顔が汗だらけで目に沁みて、目を開けていられない状態になってしまうので、素知らぬ顔して我慢していました。
しかし。。。もう、会場に入っただけでグッタリ状態。
「fuyusun頑張って」と自分で自分に気合を入れていました。
さて、下浚い。
曲が始まった。。。「あれ、私の知らない曲が始まった」とちょっとパニック状態。
これも、先日書いたテープの弊害なのですよ。
長唄というのは、流派によって同じ曲でも色々あるんですよ。流派・ケースによって色々。そうそう、テープと文化譜の最初の中の舞のところの合い方が違うなぁと思っていたし、“長唄の美学”の中の舞もぜんぜん違っていたし、以前、聴きに言った演奏会の『蜘蛛の拍子舞』の中の舞も違っていたし・・・。色々あるなぁと冷静な時は思うものなんですが、こういう時って、冷静さが失われているので、ダイレクトに「???」になってしまいました。
ここで、私の緊張パラメーターはだいぶピークになってしまいました。
そして、見せ所のタマですね。
一瞬、「ああ、いい感じ」なんて思っていたら、記憶喪失に。
「私は誰、何をしているの?」状態で、完璧落としてしまいました。
・・・
しかし、その後復活。
これが、三回くらいあったのですが、なんとか段切れに辿りつきました。
下浚いで大きく失敗したので、きっと本番は。。。
と思いたいです。
その為に、残された時間を有効に、勉強しなくちゃ。
明日は、最終確認の為のお囃子のお稽古です。