いやいや、本当はこの四日間の休みは、集中的にお囃子の稽古を予定していたのですがね・・・
「せっかくの休みだから」と
ついつい出かけてしまう。
午前中は日常的な買い物兼散歩に出かけた。
近所で綺麗な花を発見♪

一瞬、ハイビスカスと無知な私は思いましたが、芙蓉という花です。
こんな南国チックな花なのに、実は平安の時代からある。いやいや、平安京の時代よりも前からあったのではないでしょうか。
芙蓉というのは、「美しき人」を例える時に用いる花の名前だそうです。
確かに天女の衣の如くですよね。
万葉集にも、「山吹の にほへる妹が はねず色の 赤裳〈あかも〉の姿 夢〈いめ〉に見えつつ」という歌があります。
“はねず”というのが、芙蓉と解釈する人が多いようですね。。。ニワザクラとかモクレンという説もあるそうですが、“赤裳の姿”どの花よりも芙蓉が相応しいというのが根拠なのたそうですが。
さて、またまたご近所に似たような花が沢山咲いていました。似ていて違う・・・。これは・・・


良く似ていますが、槿です。同じ種の花ですから似ていて当然です。
万葉集で秋の七草として“朝顔”と読まれている花は、実はこの槿なんだという話を聞いた事があります。へえ~♪
山上憶良の歌に
「萩(はぎ)の花尾花(をばな)葛花(くずばな)瞿麥(なでしこ)の花女郎花(をみなへし)また藤袴(ふぢばかま)朝貌(あさがほ)の花」ありますが、この“朝貌”=“槿”
どうも、今の私たちが“朝顔”と称している花は平安時代に遣唐使が薬用として日本に種を持ち帰ったといわれているのだそうです。・・・つまり、万葉集の時代にはいわゆる“朝顔”はなかったのではないかと・・・。
ところで、朝顔って薬用なんだ・・・
確かに、朝鮮朝顔といわれる花は猛毒で、その毒を麻酔薬として華岡青洲が使用した事で有名。
朝顔の種は“牽牛子(けんごし)”と呼ばれ、下剤・利尿剤として使われたのだそうです。
へえ~♪知らなかった。
槿も芙蓉もちょっぴり秋を感じさせる花ですね。
残暑厳しい今日この頃ですが、暦の上では秋。この暑さで秋なんてちっとも感じませんが、自然は着実に季節を歩んでいますね。
さて、おまけ♪

我が家のタランチュラです。もう盛りが過ぎちゃいました。
舞妓さんの花簪のようで、私はこの花が大好き♪

これはきんかんです。
もう実がついていたので吃驚でした。
まだまだミニミニなんですが、これが大きくなって色づく頃は、きっと肌寒くなっているんだろうなぁ。

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