慰問演奏 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

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今日は自分の職場で慰問演奏をしてきました。写真小さくてすみません。色々と事情ありです。
これくらいだったら、許容範囲かな??!

昨日、下浚いをやって・・・
一時間の枠を頂いているのに、タイムを計ったら30分。せめてあと10分欲しい・・・。
なかなか企画の時間配分というのは難しいものです。

こういった企画。思いはあってもなかなか実現は難しいものです。
でも、提案したらあっという間に協力者が得られて、こうして実現したのです。
はじめての経験。ドキドキ。結果が怖し・・・。
私はリーダーシップが苦手な人間なので、協力してくださった皆様にいっぱいいっぱいご迷惑を掛けちゃったと思います。連絡ミスとか・・・数え切れないミス連発。参加された皆様、すみません。

しかし、蓋を開けたら・・・
良い反応をいただけて良かったです。おかげさまで今は達成感のみを感じています。
患者様・・・
手拍子に参加してくれるかな?
途中で飽きちゃって、大きな声を出したりしないかな?
みんな興味なく、ボーとしていたらどうしよう・・・。
いやいや、患者さん。ぜんぜん良い反応でした。表情に社会性が戻っていました。
やっぱり、外の空気って必要なんですね。

番組は
端唄
『縁かいな』・『からかさ』・『奴さん』
長唄舞踊(唄なしなので、正確にいうと長唄三味線&舞踊)
『四季のアンサンブル』
(『花見踊り』・『菖蒲浴衣』・『四季の山姥』・『俄獅子』のほんの一部をつなげて十分の曲に。そこに振り付けしていただいて舞踊曲にしました)

この組み合わせにした理由ですか???
端唄は、いわゆる昔の流行歌。昭和初期くらいまでは、けっこう身近な三味線音楽だったようですよ。
邦楽があまり身近でない生活を送られた方でも、知っている方が多いかなという期待を持って端唄をプログラムに入れました。
これで、患者さんの「聴きたい」「観たい」という気持ちをくすぐって♪
で、長唄に移行しようと考えたのですね。
長唄は、今回、どうしても唄の協力者が見つからなくて
三味線とお囃子で伴奏する事になったのですね。で、唄がないなら・・・
三味線やお囃子が楽しいところがいいかなと選曲したんですね。
完全に私のわがままで編曲です。
さて、私は絶対にプログラムに舞踊を入れようと思いました。何故なら・・・
聴覚だけだと飽きちゃうかもですが、視覚に訴えると意外と飽きなし楽しいかもという理由から。
この二つの狙い。ばっちりはまりました。良かったです。

さて、患者さんのお一人に藤本で三味線のお稽古をされていた方がいらっしゃいました。
なんと、端唄が始まったら
歌詞を口ずさむだけでなく、エア三味線で指を動かしている。
すごいもんですね。

いやいや、
いつも看護師としてではなく、好きな邦楽で患者さん方の心に潤いを補給する役目が果たせて嬉しいです。
実はこれがやりたくて、ずっと頑張っていたんですね。
お家に帰りたくても、帰れない・・・
淋しい・・・
孤独・・・
そんな患者さんの心の隙間にもかかわりを持ちたいと思っていたんですね。
夢が叶いました。

ボランティア。ご協力くださった皆様、
ありがとうございます。