お稽古納め | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

今日は今年最後のお囃子のお稽古納めでした。
三味線の方は、先週の納会で納めでしたので、これで今月のお稽古事はすべて終了しました。
まあ、お三味線は十月からですが、
今年一年間、仕事とお稽古事を上手く調整して、一生懸命に頑張る事ができました。

今年は、『勧進帳』の小鼓と『紀州道成寺』の太鼓から始まりました。
今年も色々な長唄に出会いました。
けっこうマニアックな曲ばかりです。
今年は、母の会のお手伝い以外、何も舞台がありませんでした。今年は充電の一年だったかしら?!
おかげ様で、普通はお稽古の曲として選択しないような曲を多く学ぶことができました。本当に感謝感激です。

人には色々な素質があって、同じリズムも先走りに取る人もいれば、もたれ気味に取る人もいる。
私はどちらかというともたれ気味なタイプです。
小心者なんですね。石橋を叩きながらというタイプなのです。その割には、そういった自分を克服しようと働くので、変なずっこけ方をします。面白いですね。お三味線はけっこうすぐ走ってしまうタイプなんですが、楽器によって変わるのかな?!いやいや、すぐに「走ってしまう」自分の性格を知っているから、たぶん抑制しているんだと思います。
いつも「滑っちゃいけない」と心で言っていますものね。
しかし、最近は単に滑ってはいけないという気持ちだけじゃなく、味付けしようと生意気にも思うので、その事によって大いにもたれちゃう事がある。つい、一音に気持ちを込めると重くなるんですね。気持ちを込めるのはいいけれど、リズムを狂わさないように気を付けなくちゃ。
苦手な裏すくいは、まあまあ完ぺきではないですが、
以前より気分的に楽になってきました。昔は「あちゃ~ぁ、スタスタだ!嫌だなぁ」と恐怖心があったなぁ。今はちょっと図々しくなっています。克服しつつあるのか、それとも「ケセラセラ」と単に図々しいのか・・・不明です。
昔のお浚いの録音を聴くと、かなり元気!でも、一歩調子。そうそう、曲想を考えなくちゃね。元気もあればしっとりもなければならない。今年はかなりこの辺を意識して稽古してきたつもりだけれど、まだまだ若いです。
もう、いい加減「若さ」を超越しないとなぁ。

まだまだステップアップしていくには課題満載です。
来年の三月は一つ舞台を予定しています。課題を踏まえてよい演奏ができるように頑張りたいなぁ。
また、近々になったらご案内記事を載せますね。

さて、来年はお囃子も三味線も同じくらいに頑張らなければならない。
来年も頑張るぞー!
来年のお囃子は太鼓も小鼓も『鷺娘』です。うわっ!難曲(涙)