踊りの下浚い | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

昨日は、私の師匠の仕事場見学…(?)という事で、とある流派の日本舞踊のお浚い会の下浚いを見に行きました。

日本舞踊のお囃子って三拍子以外に、黒御簾の音が入るでしょ。あの色々な効果音ってすごっく面白そうです。
大太鼓や様々な楽器で、雨や雪の音を表現したり、海の波音や川の流れを表現したり…様々な効果音を表現する黒御簾音楽。
日本人って面白いですよね。雪の音…そんなのを打楽器で表現しようなんてそういう発想が面白いと思います。
リアルな新劇系では、雪を踏みしめる音とかそういった効果音を作る事ありますが、雪が降る音なんて…。

長唄の会とか、音楽としての邦楽の会ではこういった黒御簾の音を聴く事ができないのでちょっとつまらないのです。
まあ時々演出で入る事もありますが、でも本当にそういうのって希少です。

それにしても伴奏方の人って大変ですよね。
下浚いで現場に行かないと、その伴奏の抜き差しが分からないのですね。
「○○」のここまで言ったら、どこどこまで飛んで、
そして「××」の何々音頭を入れて、次に「○○」のどこそこへつながって段切れになるとかあるみたいですから、その場で言われて「○○」という音楽も完璧に覚えていなきゃいけないし、「××」も覚えていなきゃいけない。
日本舞踊って様々のバージョンがあるから、その様々なバージョンに対応できないといけないのですね。
さすがプロなんですね。

下浚いとか、ゲネプロ(舞台稽古)の雰囲気って大好きです。
各スタッフが自分の仕事の打ち合わせを勝手にしているあの雰囲気が好き。
あと舞台で好きなのは「かすがい」の打ち付ける音が大好き。よくお芝居なんか観に行って、舞台転換の時に「カンカン」音がするでしょ。あの音が大好きです。

昨日は本当に色々とお勉強になったし、楽しかったな♪