十年前に亡くなった大皮の師匠の夢を見ました。
何の曲をやっていたのか忘れましたけれど…お稽古場の皆がいて、皆で何かの曲の演奏をしているんです。
とっても難しいところを難なくこなして、師匠がニコニコして「そうだそうだよ。頑張ったな…」と声を掛けてくださったのです。
ニコニコと笑っている師匠が何時の間にかアルバムの写真に変わって、そうだ師匠はもう亡くなったんだ…とシミジミ思いながらなんか無性に悲しくて涙が込み上がってきたところで目が覚めました。
急に眠りながらシクシク始めた私の様を見て、母が吃驚した顔で私の顔を覗き込んでいました。
「どうしたの?夢をみたの」と母。
はははっ!
なんか子供みたいです。夢で泣いちゃってそれで目が覚めるなんて。
その姿を見られて、ちょっと恥ずかしかったです。
時々、こうして亡くなった大皮の師匠が夢に出てきます。
以前は怒られてばかりでした。で、怒られて泣いているんですよね。
けれど、最近はニコニコ笑っている師匠の夢ばかりを見ます。そして、その度に「この師匠はもういないんだ」という思いが込み上がって、悲しくて涙が込み上がって覚醒する事が多くなっています。
うーん、この変化は…不思議です。