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最高の人生の見つけ方 [DVD]
(2010/04/21) ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマン 商品詳細を見る こんなお金の使い方をしたいものです。 良い映画でした。 |
「あなたは癌です。それもかなり末期な状態です。このままだと余命三ヶ月です」ともし告知されたらどうしますか?
そうそう、大皮の師匠も
「手術をしなければ余命三ヶ月。手術をしたら三年は生きられると医師から言われた」
そして、師匠は三ヶ月の余命を選択した。
たまたま、同時期に開腹手術をして仕事復帰をされた方がいて、芸に力がないというか、掛け声も弱々しい感じに大変身してしまわれた方がいたんですね。「○○を見たか、芸というのは腹の底から出るものだ。腹なんか切ったらああなっちまう。俺は嫌だ。だから手術はしない。そして病気に勝ってやる。お前等見ていろよ。必ず復活してやるからな」・・・
そして、師匠は痛みを乗り越えて余命の半分近くは仕事をし続けていた。
奥様が怪しげな民間療法を取り入れて、師匠夫妻は懸命に癌を乗り越えようとしていたんだよなぁ・・・。
でも、癌ってそんなに甘い病気じゃなかったんだよなぁ・・・。
医師の告知通りに三ヵ月後に師匠は逝ってしまった。
余命告知を受けて
ある人は、それでも懸命に最新医療にすがってずっと病院の白い天井を眺めながらの終末。
ある人は、ジタバタしても仕方がない。ただ、痛いのはゴメンと緩和ケアを受けながら自宅で好きな事を楽しみながらその日を迎えた。
ある人は、疼痛コントロールをしながら死期までの準備を整えたいと病院に訪れたけれど、なかなかコントロールが付かなくて、結局、残された生涯を病院のベッドで過ごしてしまった。
色々な人がいる。
人生を充実した終末を迎える人もいれば、悔いばかり残してしまう人もいるし、悲しいばかりの終末の人もいる。
この映画は余命告知を受けた二人の男性の終末期の過ごし方のお話し。
病院の経営者で大金持ちの男性と若き日は歴史学者を夢見ていた自動車整備工の男性の出会い。
この二人の素晴らしい終末期の過ごし方のお話しです。
お金の使い方ですね。私はお金持ちではないので、この映画を観て「私もこんな終末でありたい」と思っても難しい事ばかりですが・・・。
本当に素敵な映画でした。お勧めです。