Customer Satisfaction=顧客満足・・・うん?接遇??? | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

腰を痛めて、透析室勤務になって・・・
しかしですね。透析室というのは、サービス業的観念が強くて、普通の病棟とは違うのですね。
透析に来る患者様=お客様
企業はそのように捉えている感度です。

という事で、
透析というのは、けっこう特殊技術なので、
その部門に行くためには、技術研修をうけなければならない。車の運転をするために、教習所に通うと一緒。そして、ついでに、普通のガサツな看護師ではいけないという事で、CS研修なるものを受けにいかさせられる。

CSといっても、ピンと来ないけれど
「接遇」というと、ピンとくる。まあ、CS=接遇ではない。
接遇をふくめ、ハード&ソフト面の改善・マーケティング等々が含まれていますからね。
まあ、そういった大きなCSという関連で、私たちに関係あるのは、
接遇ですね。
この八月の頭から、横浜の研修所にCSの研修と透析の技術研修が三週間もあったのですね。
「三十分以上の通勤は遠いから嫌だ」という私。
そんな私が、毎日毎日、一時間半以上かけて横浜に通う・・・
信じられない。
横浜=観光に出かけるところ。けっして仕事に行くところではなかった。
観光でいった時は、
街に漂う海臭さ・・・。よい匂いと感じましたがね、
仕事で、この土地に訪れると、「海臭い」といやなイメージになる。
はははっ♪人間の感覚なんて、そんなものです。
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この川は、海の近くなので、
朝と夕方の水位がかなり違う。これは、引き潮の朝の写真ですが、
夕方は、満ち潮なので、水位が上がって怖い感じです。
この川が、海臭さの原因なんですよね。本当に臭い・・・。


さて、接遇で言われるのは、
笑顔に身だしなみ。これが何よりもの基本。そして、次に大切なのは、アイコンタクトに言葉遣いです。

接遇の研修は今回はじめてではない。学生時代を含め、数度経験がある。
いつも、
なんでこんな事を研修してまで学ぶのか不思議に思う。それくらい基本的から学ぶ。
でもね、周りを見ると
そんな事もできない人って・・・びっくり・・・大勢いるんですよ。

私は、子どもの頃から、長唄の世界にちょびっと接しているので
礼をただす。とか
きちっと、挨拶をする。とか
身だしなみをきちっとする・・・
こういうのは当たり前で育っているんです。
しかし・・・私ってガサツで恥ずかしいかぎり。きちっとした言葉遣いもできないし・・・
けれど、「おはようございます」と自然に頭を下げる事ができる。
これ、当たり前の事と思っていましたが、できない人が多いのだそうです。
他人に対して、お辞儀をする必要性の機械が無い人って・・・意外に多いのですね。

さて、研修初日に「髪型はきちっと、明日から身だしなみを整えて来てください」
と言われて・・・
蓋をあけると、私にとって想像を遥かに超えるほど
「これで整える」なのだろうかと疑問に思ってしまう、整え方であった。

和ものというのは、髪の乱れを非常に嫌う。
今風のまとめ髪をしていると
「何かやましいことをしたあとのようだから、その髪型はやめた方がよい」
と親や周りの人から助言をうける。
ですから、普段はひっつめでお団子です。乱れが嫌いです。

でも、今って
クルクルって、適当に丸めて。。。それが、きっちりまとめ髪なんですね。
その感覚にびっくりです。

まあ、勉強しなければ分からない
その分野の接遇というのはありますがね。。。今回、学んだほとんどは常識の範疇なんですね。
わざわざ研修するほどでもないと思いますが
でも、やっぱり周りを見ると・・・やらなきゃだめなんだろうな。

はははっ
みんな子どもの頃に和もののお稽古をしていれば・・・
きっと、日本人は礼儀正しい民族になると思う。
だいたい、そもそも日本人って、礼儀正しく道徳的にも類稀なる清き正しい民族だと思うのですが。
でも、いつしかひどい民族になってしまいましたね。

そうそう、
たまに間違ったCSを取り入れて、モンスター何々を産んでしまいましたね。
普通、礼に対して礼。
長唄やお囃子の先生方は舞台では、黒紋付に袴といった礼装で臨みます。また、役者さん方も、役以外の時に舞台上に出る時は、黒やその他の色紋付という礼装で臨む。
それに対して、お客さんも軽いフォーマルなスタイルで客席にいる。
しかし、最近は浴衣とかGパンという人もいて・・・
本当に舞台上の方に失礼という方・・・いらっしゃいますがね。

高級な場所は、
迎える側はもちろんの事、迎えられる客側もきちっとした礼儀をもって迎える側に接する。
だから高級なのですよね。きっと。
礼には礼・・・。
現代社会で、サービスを提供する側の礼を求めるが、
受ける側も礼があるべきじゃないかと思いますね。
昔は、生活の中に自然にあったようですね。そういう日本を忘れちゃいけないですね。