八月一回目のお稽古@昨日の話・・・暑い(汗) | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

昨日は早番。月に一回くらいある早番。
日勤のちお稽古よりいいかなぁ・・・と思いつつ。
早起きでバッチリ働いた後のお稽古。日勤も明けも早番も変わらないなぁ。
夏場はとにかく汗臭い。こんな労働者のような汗まみれな状態でお稽古に伺ってよいものかと思いつつ・・・。お風呂ないしね・・・。
こういう臭い状態で、よそさまに行くというのがすごくストレスだ。
しかし、働くことと趣味とどちらも大切にベストを尽くしながら生きていくためには仕方がない事だ。
「きちっとお稽古に掛ける時間が得られる」
けっこう簡単そうで難しい事がクリアできているのだから幸せだと思わなきゃ。

さて、お稽古は先月に引き続き、小鼓も太鼓も『二人猩々』。
太鼓のお稽古。前回のお稽古では「はい、中の舞があって・・・次に行くよ」と仰ったので、「中の舞はやらない」と思いこんじゃった。なのに、「じゃあ、中の舞をやってみて」と抜き打ち。それもお手本無しで自分ひとりで打てと・・・(汗)やばいじゃん・・・。
何気に勉強してあったけれど、しかしいきなり「ない」と思っていたものを「やってみて」はパニック。えっとえっとなんだっけと頭の中に手組がグルグルしちゃいました。
なんとかクリアはしたけれど、
一番単純で簡単なキザミが不安定と指摘を受ける。そうそう、たまに自分でも「スキップしているみたい」と感じている。感じているのにできないというのは、難しいのですね。
小鼓も段切れまで行って「来週、またやりましょう」という事でした。

トッタンものマスで覚えられる。
例えばこの曲の冒頭の「下り端」は鏡獅子より一鎖短いか。どこが違うかなでおぼわってしまう。
でも、お囃子は暗記を競うものではない。表現をはじめとした「芸」の問題。そういった深みにはまってくると面白いし、また難しく悩ましい。
一生懸命に手を覚える事だけを求められている時代は
「トッタンは楽ちん」と思っていたけれど、「楽ちん」の向こうには広い広い世界が広がっていた。

暑さに負けずに頑張って稽古しよう♪