宗家藤蔭会が国立劇場で開催された。

節電のためでしょうか。ホール全体が真っ暗。辛気臭い。そして、暖房がオフに。
寒い・・・とにかく寒い国立劇場でした。
いやいや、もっと違うところで節電してよね。暖房くらい入れて欲しい。
被災した雪国の人はもっと寒いと言われてしまえば、実にその通りだけれど、
こういう劇場のような場所に行く時って、
頭のどこかに「暖かい」という印象があるから、薄着で出かけちゃうじゃない。
こんなに寒いのだったら、毛布を持っていけばよかったと思うくらいでしたよ。
ロビーの照明もほとんどが切れていて。。。何か、戦時中のイメージ。
だから、辛気臭くて余計に寒々としている。ほかの劇場もこうなんですかね。
以前、お囃子の同門の若手日本舞踊家の方が『浅妻船』を踊られた。初めて彼にあった頃、彼は中学生。ずいぶん立派になられて。とても気合の入った良い踊りを見せていただきました。
今日まで来るにあたって、彼は山あり谷ありの道程。これからも、まだまだそういった道程が続くと思うのですが、ぜひぜひゴールを目指して着実に山を登って欲しいものです。
今日のチケットは違うルートから入手。という事で、挨拶に行こうと思ったけれど手ぶらだったのでパスしました。不義理してごめんなさい。
今日の後見の方々は首から上への気遣いが今ひとつでしたね。
浅妻を踊った彼のときもそうだった。顔面に汗をかいて、目元の紅が流れて血の涙に・・・。
普通はさり気に道具を渡しながら汗拭いたりするんだけれど、そういうタイミングがいっぱいあったのになぁ。
お囃子のヲロシにあわせて登場人物が花道から登場してくるはずだったのに出てこなくて、、、そんな変わった事件もありました。リアルタイムのものって思いがけない事件が時々起こりますよね。そういうのが楽しかったりするんですが。
なんか、ちょっと頭痛が・・・風邪ひいたかしら?