
秋らしい香りというと、金木犀の香りでしょうか。
思いがけない大怪我で、仕事もできないし、お稽古にもいけないし、その他、様々な楽しみがキャンセルになってしまってブルーな気分だったんですね。
もう、痛くて痛くて・・・寝ているしかない日々。
鬱々とお布団で寝ていたら、外から秋の香りが入ってきたのですね。
「いい匂いだなぁ」
なんかブルーな気持ちがとっても癒された感じがしました。
ふと外を窓越しに眺めると、うちの前に大きな建物があって、空なんて眺められないのですが、
その建物の窓に空を流れている雲が映っていて、
「ああ、早く外に出られるようになりたいなぁ」と思いました。
きっと、金木犀の香りがなければ、外に興味もなく鬱々とただしているだけだったんじゃないかな。
さて、この金木犀はアロマテラピーの精油としても使われるようです。
効能はストレス軽減。幸福な気分にさせる。
学会でも、科学的実験により論文で発表されていました。
香りの強い金木犀とくちなしを使った実験。人間の唾液の中にあるクロモグラニンAとコルチゾールという物質の分泌を測定。このクロモグラニンAは特に精神的ストレスに反応性が敏感といわれている物質なのだそうです。
実験の結果、くちなしはクロモグラニンAの分泌が増加。金木犀は反対に抑制されたそうで・・・。
つまり、金木犀は癒しの香りという事ですね。
さてさて、ストレスは生きる上でいつも掛かっているものです。元気を出す。奮起する。頑張る。これらも肉体にとってはストレスです。つまり、くちなしの花の香りは元気にする成分という事なのでしょうね。
金木犀の香りの成分は、β-イオノン、リナロール、γ-デカラクトン、リナロールオキシド、cis-3-ヘキセノールなどだそうです。ちなみにγ-デカラクトンはモンシロチョウが嫌がる匂いなのだそうです。
金木犀は丹桂とも呼ばれます。江戸時代に中国から渡来したものだそうです。
このモクセイ科の樹木は雌雄異株なのだそうで、日本には雄株しか渡来していないので実はつけないそうですが、本当は実が生る樹木なのだそうです。
へえ~♪植物に性別があるなんて面白いです。
今日は、病院受診の日でした。
あと三週間もギプス生活ですって・・・。
「まずまずの経過ですよ」と医師はレントゲンを見ながら仰いましたが、私の目には一週間前とぜんぜん変わっていません。
しかし、亀裂のところに急にニョキニョキと骨が生えてきてピッタリくっつくものじゃないですからね。
患部が固定されて、徐々に骨がつくのを待つばかり。という事で、切れ端があっちに行ったりこっちに行ったりと動いていない(転位)していないという事が順調の経過という事なんでしょうね。
職場に電話したら、
前々から予定されていたんですが、人事評価の面談があって締め切りが21日。
とにかく病院に来いという事で、来週火曜日に久々に職場に行きます。
徒歩15分でヒーヒーと言っている場合じゃありません。
電車に乗って、ちょっと歩くんですよね。
はあ、火曜日までもっと腕力をつけなくちゃ。ついでに、健側の脚力とね。
ボーナスとかあるので、頑張らなくちゃ。
ただの欠勤だとやばいけど、
怪我のためだからsいう主張が大切です。はい!