昨日は | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

杵屋五三郎先生の卒寿の会に行って参りました。
母が大勢の曲目で参加しておりましたので、まあ、なんと開演二時間前に母の荷物持ちで楽屋入り。
本当に盛大な会でした。

卒寿なんて・・・すごいですね。
東音の宮田先生が
「1640年頃に長唄が発祥したといわれていますが、その当時から現在まで、卒寿まで現役で舞台で三味線を弾かれたという記録は五三郎先生が初めて」と仰っていましたが、
五三郎先生、まだまだお元気ですのでどんどん記録は伸びていくわけですね。
きっと、とてつもない記録になって、そのギネスを破る人なんて永遠に現れないのではないでしょうか。

同じお稽古場の姉弟子さんお二人が個人的な出し物をされていました。
いやいや、緊張されるんでしょうね。しかし、難しい曲を段切れまでやり遂げるという事はすごい事です。三味線の暗譜のできない私にとっては、本当に尊敬です。
今日の会は、三味線の師匠はもちろん出ているに決まっているのですが、お囃子も師匠が出演しておりまして、いろいろと楽しませていただきました。
こういったお浚い会でのお囃子は、演奏会とはまた違う勉強ができるんですね。
「そうか、そうか」と発見するんですが、分かっていて真似できない・・・これが素人なんですね。

さて、今年はけっこう大きな長唄のお浚い会が例年に比べて多いように思います。
華やかでいいですよね。
お浚い会に伺うたびに、「いいな~ぁ」なんて思いますが・・・
なかなか、国立劇場のようなところでやるセレブなお浚い会に出るご身分でないしね。。。
しかし、全般的に景気が超悪くなった現在。どうなる日本ですから
きっと、今後はこういった大きい華やかな会って減るのかな?どうなんだろう???
まあ、あるところにはありますものね。