成せば成るんですよね。
絶対覚えられないと思っていても、やっているうちに覚えちゃうのが不思議。
今回の「藤船頌」は大変覚えるのに時間が掛かった。
今まで、数多くの曲を覚えたけれど、ほとんど学校のテスト前の一夜漬け暗記みたいなもので、稽古が終わればまた忘れる…。そんな情けない状態だな。
今、じゃあ「○○」やってみようと急に言われたら、できない曲ばかりだな。
稽古って反復が大事ですよね。
反復する事によって自分の身になっていくんでしょうね。
「さあ○○やったから次は××をやろう」という感じで、稽古が終わったとたんに○○の稽古をしなくなっちゃうと、せっかく覚えたのにどこかにしまわれちゃって、忘却状態になっちゃうのよね。
人間の脳というのは、そう馬鹿ではないので一度記憶されたものは、脳の障害ならともかく忘却しちゃうという事はまずないはずなのよね。という事は、記憶のどこかに隠されているはずなんだけれど、それを見つけ出すのが大変なんですよね。
どこに何をしまったか分かるようにちゃんとお部屋を整理しなさい。なんて子供の頃、親に言われたけれど、脳もそうなんでしょうね。ちゃんとラベリングして整理整頓しておかないと全然どこにしまったか分かんなくなりますよね。
脳はお利口なんだけれど、その記憶を引き出す自分自身が頭悪い状態なんですよね。
昨日のお話でが、しばらく夜勤とかで忙しくて「鏡獅子」の練習をちょっとサボっていました。昨日、「鏡も練習しなくちゃ」なんてはじめたら覚えている事は覚えているけれど、ややヤバイ状態でした。
冗談なしに、本番は八月なんだから忘却状態は勘弁して。という事で油断なく、毎日練習する大切さを実感しました。