私の現在の最大な課題です。
毎日の練習でメトロノームと睨めっこして、「スタスタスタスタ」と裏をすくう練習は、短時間ですけれど欠かせないです。
最近、メトロノームならなんとか入っています。でも甲の音(調べをギュッと握ったままの高音の音)限定。乙の音(握った調べを打った瞬間に放して「ポン」と出す。甲の音よりも低音の音)は、「握って放して」という作業がある為かリズムがまだまだうねってしまい、何時の間にか表間になってしまう羽目になります。
先日、友人のmixyの日記を読んでいて「なるほど」というヒントが書いてありました。
「すくえない人はだんだんかすめて打ちがちだけれども、
大きく打つほうがすくえるとのこと。
手の振りを下げると逆にすくいやすいとのこと」
と書いてあって、大きく頷けました。
確かに、自信がないからだんだん手の振りが小さくなってすかし打ちしちゃう。
メトロノームで練習する時、ちゃんとできるときは手を一定に振っている。。。つまり、自分自身の手がメトロノームの針になっているんです。
でも、すかしちゃうとリズムが不安定になるんですよね。
なんとなく、このヒントを読む前から感じてはいたのです。
「すかしちゃう」のが裏をすくえない原因ではないかと。
さて、有力なヒントをもとに、もう嫌というほど裏打ちのある「勧進帳」の「滝流し」を打ってみました。
うんうん、入っている入っている。
厳密に言えば「もたれている」感じもしないでもないのですが、まあ私としては進歩です。
友人に本当に心から感謝・感謝です。
ところで、先日までのお稽古曲「松の翁」の後半には、裏打ち苦手の私には「ギョエッ」と思うほどハードな「スタスタスタスタスポスポスポスポ」の連続があります。
ワキ小鼓が表、タテ小鼓が裏という役割で打ち分けるのですが、小鼓同士というのはかなり難しい。
とにかく自分の音なのか相手の音なのかが分かんないのですよね。ついでに、お稽古はお囃子入りのテープを使用しているのでテープから聞こえる小鼓の音もあるので特に混乱してしまいます。
やっぱり、大皮は別の音色ですくい易。このすくい易いバージョンでも怪しいわけですから、同音色の小鼓同士は私にとっては超高等スキルです。
現在、友人のヒントの御陰でスタートラインからほんのちょっと前進できましたが、まだまだゴールは遠い感じです。
諦めず頑張ろう。

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