大変忙しい夜勤の明けの日で・・・ヘロヘロ。行って寝ちゃうかなと心配しましたが、なんのその♪やっぱり日本舞踊の会は楽しい。お目々パッチリで眠気なんて吹っ飛びました。
知人が夜の部に出演するというご縁でチケットを頂戴したのですよ。
この知人、本当にすっきり爽やかなキレのある踊りを踊られる方で大好きなのです。
それがですね♪地方の三味線もお囃子も私の師匠がご出演だったのですよ。
知人が踊られた演目は長唄で出囃子だったので、本当に目と耳が忙しかったです。
素敵な舞踊会にお誘い下さいまして、本当に感謝感激です。
さてさて、演目は
長唄『雨の四季』
清元『六玉川』
常磐津『松廼羽衣』
清元『喜撰』
長唄『浜松風』
清元『茶筅売』
長唄『風流船揃』
清元『峠の万歳』
長唄『松の翁』
長唄『鶴亀』
長唄『喜三の庭』
の十一番でした。どれも見逃したくなかったのですが、残念な事に『喜撰』を完全に見逃しました。
だって、、、だって朝五時半から何も食べていなかったのですもの・・・(涙)
どの踊りも素敵でした。
初めて見た演目が多くて嬉しかったです。
意外とメジャーな『鶴亀』。観た事なかったのですね。曲はもう子どもの頃からお馴染みなんですが、踊りってこんな感じなんだと感動しました。
清元の『六玉川』という曲は曲自体はじめて聴いた曲でした。
山城の玉川、紀伊高野の玉川、近江野路の玉川、奥州野田の玉川、摂津三島の玉川、武蔵野の玉川・・・・こんなにいっぱい“たまがわ”と呼ばれる川があったのですね。私は武蔵野の玉川(多摩川)しか知りませんでしたので吃驚でした。
そうそう、越後獅子の晒の合方に似ている合方が入っていました。
東京の多摩川の近辺には、調布の布田とか世田谷の砧とか布地に関係ある地名があります。
古代から多摩川流域は麻や絹の生産が盛んだったそうです。
奈良時代は天皇家に奉納する調ぎ布(みつぎのぬの)を生産していたそうです。ですから、あの辺りに調布という地名がついたのですね。
昔の布をつくる糸というのは太くて、布地に織り上げると硬くてゴワゴワしていたそうです。それを川に布地をさらして、砧という木の棒で叩いて柔らかく艶を出していたのだそうですよ。
その布地をさらしている風景を表現しているのが“晒の合方”なんですね^^
今は多摩川というと汚い水をイメージで、あんな所で布を晒すなんて信じられないのですが、、、、
東京には隅田川を初めとして大きい川が幾つかありますが、晒しといえば多摩川というイメージです。
あっ・・・話が横っちょに行ってしまいました。
舞踊会に行くと、長唄の演奏会ではお囃子の入らない曲にもお囃子が入って、曲のイメージが増幅されて楽しいです。
普段お囃子を入れない曲は風流で綺麗系、しっとり系で情景を表現するような鑑賞系の長唄にはお囃子が入らない事が多いですね。
こういった曲が舞踊で使われる時、最初は“序の舞”という手組みが使われる事が多いなぁ。。。
最近、そんな共通点らしきものを発見しました。えっ・・・違います?!
昨日の舞踊会の演奏で感動したのは、『松の翁』の演奏でした。
あんな風に小鼓を打ちたい♪ちょっと触っただけでも繊細な柔らかな音が出るような良い楽器でなくては無理だと思うのですがね・・・すごっく感動しました。
昨日のうちに日記書きたかったのですが、睡眠不足で・・・頭が上手くまとまりませんでした。
しかし、素敵な舞踊を拝見して、テンションは頂点・・・・なかなか寝る気にならなくてね、結局36時間ぶりに寝る事ができました。
いっぱい睡眠時間を取りたかったのに・・・五時に目が覚めちゃったのですが、でもスッキリしているという事は質の良い睡眠が取れたという事ですね。ルンルン♪

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