六月二十六日日曜日。二件のお浚い会を梯子で拝見しました。
国立小劇場で開催された藤楽の会。
大森のホテルで行われた鶴友会。
藤楽の会は藤間亜寿賀氏と藤間勘尚美氏合同の舞踊会。会主の亜寿賀氏、そして賛助出演の若柳勒芳氏は私の大好きな舞踊家さんです。また、会主さんのお弟子さんでネットつながりの方もご出演。前々から本当に楽しみの会でした。
亜寿賀氏らしいオリジナリティある、みんなが楽しめる素敵な会でした。
国立劇場の舞踊のお浚い会で小唄を堪能する。私は初体験でした。
大概、日本舞踊の会といえば長唄に清元、常磐津に義太夫。大和楽とかそのあたりが一般的。
小唄・端唄といった類のジャンルの番組は初体験です。
国立小劇場の舞台をお座敷に見立てて、とっても粋で美しいプログラムでした。
亜寿賀氏と勒芳氏共演の素敵な舞姿を堪能しました。大人の色気を感ずる。素敵・・・とにかく素敵♪
会主さんは日舞ばかりでなく、お囃子のお稽古もなさっていてお名前もお持ちです。
特別プログラムで、
『勝三郎連獅子』の小鼓を打たれました。
真摯な姿勢で芸に向き合う彼女らしい感動的な演奏でした。
あの演奏を拝聴していたら、私はなんて芸に対して不真面目で反省することばかりなんだろろうと思ってしまいました。
もっともっと自分の芸に対して真面目に向き合わなければならないなぁ。
苦手なことに出会うと、ついつい逃げの姿勢になってしまう私・・・
精神面から彼女を見習って頑張らなければと思いました。
さて、合間をみて大森に。
三月の地震の影響で延期になっていた福原鶴十郎氏のお社中のお浚い会である『鶴友会』に行きました。
ボランティアの際に、お世話になった方がお二人ご出演。
流派が違うので、なかなか演奏を拝聴する機会がなくて・・・。だから、ちょっと無理をしてでも行きたかったのです。
半蔵門から東京駅。そして京浜東北線に乗り換えて大森に。
地方さんは研精会の女流の方でした。三味線のお二人・・・『鏡獅子』の時にお世話になった演奏家の先生お二人がご出演でした。心の中で「あの時は大変お世話になりました」とつぶやきました。
アットホームなお浚い会。お弟子さん方の頑張りが直に伝わってきます。
手に汗を握り「頑張れ~ぇ」と応援しちゃいました。
本当にお囃子って難しいですね。
来年も楽しみにしています。
そうそう、鶴十郎氏は福島のいわきにもお稽古場をお持ちです。そこのお弟子さんでネット上の知人にリアルでお目に掛りました。
地震大変でしたね。いわきも地域によっては原発の影響で大変ですよね。
一日も早くお稽古再開できるとよいですね。。。。えっ!七月から♪ですか?!おめでとうございます。
良かったですね。原発のこととか不安なことばかりでしょうに。明るい朗報が聞かれて良かったです。
お浚い会というのはいいものです。
刺激をいっぱい受けて、自分ももっとがんばろうとなるじゃないですか。
頑張るぞーv(^^)v