二部制で、本日は第二部の演奏を堪能いたしました。
プログラムは
『宮此御神楽』
『岸の柳』
『うぐいす』
『賤機帯』
『都風流』
『吉原雀』
明治四年に三代目杵屋勘五郎が作曲した『宮此御神楽』。イメージした曲とは違って、ちょっと地味な曲だった。『翁千歳三番叟』の曲想に似ているけれど、そこまで格調高さは感じなかった。そうそう、出端のところのメロディーは竹生島とよく似ていました。
『うぐいす』は三味線(本手と替手と低音)と笛だけの曲。歌詞がないので、曲のイメージで自由に頭の中に風景が浮かぶ。とても綺麗な曲でした。笛は大好きな中川義男氏。透明感のあるファンタジックな風景が浮かびました。
『都風流』。本当は『瓢箪鯰』が演奏される予定でしたのに・・・
「不適切な歌詞があるために『都風流』に演目変更になりました」と。きっと、鯰が出てくるわけですから、地震がどうとか、津波が町を飲み込むとかそういった感じの歌詞があるんだろうなぁと想像。
私的には、そこまで神経を使わなくてもと思いますが・・・。気にする人は気にしますものね。
『岸の柳』って、こういう会で出るのは珍しいですね。
簡単に感じる曲ですが、こういった曲をこの曲らしくきちっと演奏するのは難しいのだろうなと思いました。
小難しい曲はその曲がけっこう技術をフォローしてくれるけれど、こういった曲はきちっと演奏しないと粋で風流に感じませんものね。チャレンジャー曲のだと思いました。
今日のお囃子チームに師匠も入っていました。
師匠の『賤機帯』の太鼓が大好き。ですからとても楽しみにしていました。
この曲の太鼓は“はんなり”という言葉がよく似合う。本当に師匠の太鼓ははんなりした曲想のものは天下一品だと思う。
師匠について太鼓を初めて何年にもなるけれど、いつまで経っても野蛮人の私。
どうにかならないのですかね。。。修行不足。
師匠は未だ雲の上の方です。目標はぜんぜん目視できない遠い場所にあります。
頑張らなくちゃ♪