

練馬区立美術館で開催している『中村正義 変貌する絵画』展に、たまたまご縁があり行ってきました。
中村正義は日本画壇の風雲児と呼ばれた日本画家。
日本画というと、上村松園の序の舞とか、伊藤深水の美人画といった絵画がイメージされる。この日本画に対する固定観念で彼の絵を見ると、吃驚仰天!腰が抜けてしまいます。
何に対しても固定観念というのは良くない事です。芸術というのは自由な心で鑑賞するという事が大切です。


中村正義という画家は藝術とは「破壊」と考えていたのだろうか。見たものを見たままに表現するのではなく、自分の目に写るものを破壊させる事に真実を見出している。なんかそんな感じがしました。
一枚一枚の絵にものすごいエネルギーを感じた。
単に「赤」と言っても、色々な色があるけれど、
この人が選択する赤色や黄色、ピンクなど、すさまじい活力を感じる。いやいやエネルギッシュな絵ばかりだった。
本日のお題で一番お気に入りは、壇ノ浦合戦の場面が書かれた五枚の絵です。超大作だ。

さて、記念に何枚か絵ハガキ購入。
お気に入りの絵の断片があって嬉しかった。
寒山拾得の掛け軸・・・あの絵もお気に入りだったのですが、はがきになっていなかった。残念です。
エネルギッシュな作品に囲まれていたら、すっかり空腹になってしまいました。
近くのお蕎麦屋さんでランチでした♪ああ、食べすぎた^^

美術館の存在する中村橋は桜並木があるけれど、開花まではあともうちょっとですね。
やっぱり四月に入ってからなのかな・・・。