都会のビルの谷間に | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

昨日は舞踊会の帰りに、ふらっと都会の散歩を楽しんで家路に着きました。

平河天満宮 平河天満宮2 平河天満宮5 
平河天満宮6

こんなところに、こんな由緒正しい神社があったなんて・・・
半蔵門の駅近くにある平河天満宮です。1478年、徳川家康が幕府を開く前からある神社です。
もともと、大田道灌が自分の城近くに建立した神社で別の場所にあったものを、徳川秀忠がここに移したのだそうです。
この場所はもともと貝塚と呼ばれていた場所だそうです。
貝塚・・・えっ!
もしかして、縄文とかあの時代の遺跡???
ここは幕府及び尾張・紀州の徳川家や井伊家の祈願所でもあった由緒正しい神社だそうです。
なんという縁でしょうね。昨日の大河ドラマは井伊直弼が暗殺された桜田門の変だった。。。

天神様で、もちろん学問の神様です。他に東照宮・・・つまり徳川家康や、八幡様が祀られているそうです。
医学・芸能のご祈願所として親しまれているそうです。

さて、さすがに古いだけあって、小さな神社なのに文化財だらけです。
この写真に写っている鳥居は平成六年に千代田区の文化財に指定されているそうです。

平河天満宮7 
この狛犬も文化財。
もともと、1805年に麹町周囲の人々が奉納した狛犬。1850年に大火によって、角と足を失ったのだそうです。そして、五年後に修復されて、それ以来こちらにいらっしゃるという歴史有る狛犬です。
人々の生活の変化・時代の移り変わり・戦争・自然災害と色々なものを見つめてきたのでしょうね。

平河天満宮4 平河天満宮3
ここには、ところ狭しと奉納されたものが沢山ありました。
天神様と言えば牛ですね。菅原道真公は丑年生まれと言うことで、天神様はどこも牛の石造が置いてありますね。
撫で牛というのもあって、牛を撫でることでご利益を頂くという石造もありましたが、みんなが撫ですぎたのですね。ずいぶん形が崩れていました。
この写真の牛は銀座スエヒロというステーキ屋さんが奉納したものらしいです。
お顔が愛らしくて、思わず記念撮影しました。

平河天満宮8
さて、こちらは縁結びの梅だそうです。
この神社には普通のおみくじと恋みくじと二種類あるのですが、ここに奉納されているおみくじは恋のご祈願のおみくじばかりのようですね。
大好きな人との恋を成就したい方は、どうぞご参拝されたら如何ですか?
今は夏なので青々していますが、きっと春先の梅の季節は綺麗なのでしょうね。

都会の散歩道。
意外な歴史に触れる事ができます。



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