お座布団 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

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これは“あいびき”というものです。
一般的には、座椅子とか言うみたいですが・・・。
正座する時にお尻の下にこれを置いて、これに座るのですね。
そうすると、体重が直接足に掛からないという事で、足が痺れないという仕掛けです。
長時間座っているプロの邦楽の演奏家の先生方は舞台上で使用しているみたいです。ただ、三味線の方はどうなのかな?
昔、「三味線弾きはあいびきを使うとフォームが崩れるので使ってはいけない」と、偉い先生からお伺いした事があります。

さて、このあいびきは
私が高校生の頃、郵便局の年賀のアルバイトをして初めてのお給料で買ったものです。
長年持っているのに、ぜんぜん痛んでいないのは、使用していないからです。
どうも安定感がないので、あいびきってあまり好きではないのです。
買う時は
「足が痺れない・・・いいなぁ・・・欲しいなぁ」
で買ったんですがね、今ひとつ使い心地が悪かったのですね。

ところが、この一週間大活躍です。
足の指を骨折して正座できない。でも、稽古しなくちゃ。
という事で、あいびき使えば座れることを発見。あいびき使っています。
しかし、↑の写真のようですと、お尻が痛いのですね。
その為に長く座っていられないのです。
そんな事をこぼしていたら・・・母が作ってくれました。持つべきはやっぱり母です。
本当は、自分で作れなんですがね(恥)
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こんな感じ。座布団がずれないようにゴムでとめています。
可愛い♪フカフカ♪
と喜んでいたら・・・
「今はフカフカだけど、きっとお稽古が終わったらおせんべいよ(爆)」

なんという母でしょうか!本当に一言多いのですが(怒)
しかし、お稽古終わって・・・
本当におせんべい。母は正しかった。
また、フカフカに形を直して♪

しかし、お裁縫の苦手な私。
チョイチョイとすぐに作ってしまう母は凄い。超えられないなぁ・・・