さて、『四季の花里』の二上がりの「夏来にけりと~みどり涼しく三河島」までは根岸の夏が唄われている。
この曲には、三ノ輪・大塚・上野・三河島とご近所さんの町の名前が出てくる。
江戸時代の三河島は三河島菜という菜っ葉が有名だったらしいです。
そうそう、江戸野菜というのがあったのだそうですね。谷中生姜や練馬大根は有名ですが・・・三河島菜なんて聞いた事がないです。

これが三河島菜なのだそうです。なんか白菜みたいだけれど、ちょっと違う感じ。今はもう絶えてしまったみたいですね。
この野菜は塩漬けにして食べたみたいです。いつの季節のものか分かりませんが、
「みどり涼しい・・・」もしかして、この三河島菜の事かもですね。
・馬込半白胡瓜
・砂村茄子、蔓細千成
・東京長蕪
・砂村三寸人参、滝野川人参
・滝野川牛蒡
・鳴子瓜、東京大越瓜
・淀橋南瓜、居留木橋南瓜
・亀戸大根、練馬大根、大蔵大根
・谷中生姜
・千住葱
・小松菜、三河島菜、のらぼう菜
へえ♪こんなにあったのですね。
京野菜は絶滅したものもあるみたいですが、けっこうな種類が残っているのに・・・残念ですね。