日本でムーピン | どっぷりバンコク

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強烈なタイとの縁…3度目のタイ生活の日々を書き連ねていこうと思います。


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「ムーピン」とはタイの屋台で売られている豚肉の串炭火焼で、「カオニャオ」というタイの餅米と一緒に食するのが一般的。

甘めのタレとともに炭火でじっくりと焼いた豚肉は、日本人の味覚にもバッチリ合うと思う。焼きたてのムーピンに歯を立てると熱い肉汁が口中にほとばしる。そこにホクホクのカオニャオをがぶっと放り込む。最高の相性だ。

私自身、タイに住んでいた時は毎週3回は食べていた。手頃な値段の朝食として重宝していた。

 ちなみに「ムーピン」が主役であるのにも関わらず、何故タイ人には「ムーピン&カオニャオ」ではなく「カオニャオ&ムーピン」と呼ばれているのかはいまだに謎だ。

以前はどの店でも日本の焼き鳥のようなサイズ(下の写真)が殆どだったのだが、4~5年前から平たく肉厚で大きなサイズが主流となっている。
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ムーピンの味付けや串通しなどの準備には意外に手間と時間が掛かるらしい。つい最近まで知らなかったのだが、調理用のムーピンを真空管パックで販売している大手メーカーというものが存在し、そこの商品を購入しそのまま焼いて販売している屋台も少なくないそうで、必ずしも屋台それぞれが自宅で準備しているわけではないようだ。

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確かに毎日何十~何百枚もの平たく柔らかい生豚肉に一本一本串を通す作業は非常に骨が折れる。正直、既製品を買って焼いて売る方が商売としては楽だろう。

うちの社長が訪タイの際にそのメーカーの工場からサンプルとして1パックもらって来たので、その商品を日本の焼き鳥用のガスコンロで焼いてみた。

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焼きあがったムーピンの味は本場の味と全く同じ。が、現地で食べるよりも非常に甘く感じたのは、やはり食べる環境が違うからであろう。

熱帯の国タイに暮らしていると知らず知らず強い味付けの食べ物を欲するようになっていく。タイに遊びに来た友人を在タイ日本人に評判のラーメン屋に連れて行った際に「スープが甘すぎて食べられない」と言っていたことを思い出した。

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いずれにしても現地で食べるムーピンの美味しさは間違いないので、タイに行かれた際は是非試してみてください。

ムーピンは一本8~10バーツ。カオニャオは5バーツが相場です。