山口一郎氏の鬱と八字 | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

先月の5日に放映されたNHKスペシャル『山口一郎“うつ”と生きる~サカナクション 復活への日々~』で、はじめて山口一郎氏のことを知りました。

ウィキペディアによると、山口 一郎氏は、ミュージシャンで、ロックバンド・サカナクションのボーカリスト兼ギタリストとあります。

ミュージシャンや芸能関係の人は、ふつうの職業の人より麻薬に手を出したり、精神疾患になる方は多い傾向がありますが、それは感性などの精神的な素養が大きく影響しているからでしょう。

さて、つぎはその山口氏の八字です。



生時不明で三柱ですが、非常に偏った命式です。

これまでの大運が亥子の水運が来ていたことを考慮し、特殊格の従殺格ではないと判定できます。

おそらく、時柱に印比劫が出て、はなはだ身弱の七殺格。

日干が甲で月上に乙があります。

この甲は申、乙は酉の絶地に座し、いずれも伐採されているような状態です。

これで精神不安要注意。

後天運次第で、鬱病などの精神疾患になりやすいということ。

このような人は、労をいとわず真面目な人が多い。

そして、ストレスを極限までため込みやすい人がどうも多いように思います。

鬱病と診断されたのは、2022年6月ということで壬寅の偏印運。

壬の偏印はよいものの、寅は年支、日支の申と冲。

大運の己丑は、日干・甲が甲己で化土。

丑は月支の酉と酉丑の半三合で合金。

身弱に拍車がかかる凶運。


では、こういう方の開運法や良くなる方法はないのですか?

というご質問がよくあります。

台湾でよく薦められるのは、「親を変えなさい」と言われます。

えーっ! と思われるかも知れませんが、要するによくない命を持って生れたのは親にも責任があるということで、社会的にある程度成功して、健康な方そしてこの場合ならとくに水木が強い命式の持ち主の人と、「仮の養子縁組」をするように薦められます。

日本ではこのような風習はありませんので難しいですが、台湾の高名な占い師ではよく言われることです。

日本でできる実際の対策としては、まず風水的対策。

五行の木の甲、乙を強くする対策
です。

森の中の小河が流れているようなところに住み、住まいは木造建築でログハウスなどに住むのがとてもお奨めです。

つまり山の中のポツンと一軒家的なところ。

ただ、そうしたところに住んでできる仕事は限られますね。

お仕事はミュージシャンということで、音楽関係の機材はどうしても金属が多いと思います。これも五行の金を強くして駄目。

難しいですね。

しかし、健康を第一に考えると、何らかの風水的対策は必要かと思います。


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