観相の大家である八木喜三朗先生のことは、以前のブログにも書きました。
わたくしが中学生のとき、大阪の高麗橋のほうにあった八木昆布店の2階で、八木先生に簡単にみていただいたことがあります。
実は、八木喜三朗先生の奥様が、能楽師であった私の伯父のお弟子さんであり、かつ私の従兄弟と八木先生のお孫さんが中学の同級生で、一緒に遊んだこともある関係です。
当時、占いにさほど興味もなく、人相や手相は知っていたものの観相・・・という聞きなれない言葉に戸惑ったことを覚えています。
ただ、明治生れで、当時でもかなりご高齢の八木先生と対面し、偉い先生なんだろうということは雰囲気で感じました。
先生がおっしゃったことはほとんど忘れましたが、50年以上経ったいまでもひとつだけ覚えているのは、「二十歳くらいになったら肥えはりまっせ」というお言葉です。
その理由は教えていただけなかったようですが、残念ながらというか失礼なことを申して恐縮ですが、これはハズレました。
観相の大家の先生でもハズされることがある・・・、観相は難しい? というのが大きくなってからの印象です。
しかし、占術界の大家の先生は、晩年、人相や観相に傾倒された方が少なくないと聞いています。
たとえば、有名な高木流四柱推命の創始者である高木乗先生のエピソードにつぎのようなことがサイトに載っています。
この観相の大家・櫻井大路先生が当時の高木先生におっしゃったことが真実なら、桜井大路先生の観相はズバ抜けた的中率であるということと、ほんとうに生死のことを口にされたのなら、高木乗先生は将来、命理の大家に進まれるだろうということを見越しておっしゃったと推測いたします。
命理を扱う者は、本来、生死を公言するのは禁句だからです。
さて、わたくしも高齢者の仲間に入り、人相や観相に興味は持っています。
しかし、それをいまから真剣に学ぼうとは考えていません。
ただ、人相のなかでも「眼」というか「目つき」に関しては勉強しておくと役に立つと思っています。
古来、「目は口ほどに物を言う」ということわざがありますが、目つきだけでも善人か悪人かはわかるように思うからです。
昔の手痛い経験ですが、わたくしが経営していた会社で、あるお店の責任者の女性社員が詐欺をしでかしたことがありました。
職場での会話などとくに問題はなかったものの、あとになって思えばその女性は美人ではあったものの目つきはちょっと恐い感じがあったと記憶しています。
さらに申し上げると、これまでの鑑定のお客様でも、よい眼、いい目つきをされている方はよくなる方です。
反対に目つきのよくない方は、運勢もよくない。
これは当たっていると思います。
目つきで善人と悪人の区別だけでなく、運勢の良し悪しもある程度わかるように思います。
わたくしたちはふだん何気なく使う言葉に、「いい目にあった」とか「ひどい目にあった」といいます。
これは人の眼、目つきが運の盛衰と関係している証左だということです。
最後に、では、いい目つきになるためにはどうすればいいか?
知りたくありませんか?
そのひとつの方法は、・・・
人様の(よくないところも)大目に見るということです。
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