進化占星学を学んでから、このことが常に頭の中にあります。
肉体上は男に生れたのに、男性が好きだとか性転換までして女性になりたい･･･という心からの欲求は魂レベルで考えないと説明がつかないと思っています。
このような方のドラゴンテイル、ドラゴンヘッドは何を教えてくれるのか？
神意識ともいわれる海王星はどのハウス、サインにあって、いかなる天体とアスペクトをとっているのか？
わたくしは、こうしたことに尽きない興味を持っています。
今般、実際に性転換された方の生年月日、生時を知ることができました。
欽天四化の命盤と出生図を少し拝見したいと思います。
言うまでもなく単なる興味本位ではありません。
魂レベルのことを知りたいということと、世界的には同性婚が先進国を中心に公認されつつある現状を踏まえ、実際の鑑定の現場でもそのようなお客様が来られることが増えてくると思います。
そうした時代のニーズもあり、同性愛や性転換までしたいという方の心の声を、紫微斗数や八字、そして進化占星学で知ることは大切になってきていると思います。
つぎは、2022年12月14日のネットの日経新聞の記事です。
早晩、日本でも同性婚が公に認められるときがくるでしょう。
冥王星が水瓶座に今年移動しますので、その流れは加速するものと思います。
男になりたくない人
下の命盤が男性から女性に性転換された方のものです。
特長的なことが何項目か見受けられます。
そのなかで、もっとも大きなものは、来因宮が福徳宮で遷移宮に貪狼Dがあること。
これで「(私は)男になりたくない」という象意が出ます。
福徳宮は意識をみます。
魂レベルだと潜在意識もみていいかと思います。
貪狼Dは「男の債」。
過去世で何か男性であったことに問題があった？ ともみれます。
また、貪狼Dがある遷移宮は福徳宮の官禄宮。
田宅宮が太陽・自化D。失礼ながら父や祖父に直接的な原因があったともみれそうです。
八字はここに命式を掲載すると生年月日がわかりますので控えさせていただきます。
「なるほどなぁ」という命式です。
大きな特長のひとつは、透派の四柱推命で「忌の印星格」というのがありますが、典型的なその命式です。
つぎは、その性転換された方の出生図。
ドラゴンヘッドが3ハウス・蟹座で、9ハウスの海王星とオポジション。
12ハウス・魚座の金星と火星が9ハウスの海王星とスクエア。
金星は価値観、趣味嗜好、恋愛心をみますが、その天体が12ハウスの魚座にあり魚座の支配星である海王星とスクエア。かつ火星とピッタリのコンジャンクション。
2ハウス・牡牛座に魂の傷といわれるキロンがあります。
このあたりに性転換された秘密といいますか、そのような深層意識があるようにみえます。
欽天四化紫微斗数、八字そして進化占星学による詳しい解説は、また占い師育成サロンの第28講座でいたします。
会員の方は楽しみにしていてください。
最後に申し上げたいことがあります。
これからの鑑定看命は魂レベルのことまで踏み込んだものが必要になってきていると思います。
進化占星学はそれに対して的確な情報を与えてくれます。
今世の課題は今世できちんと向き合って、魂を少しでも進化させ、来世はつぎの課題に挑戦する･･･
そうした人生をわたくしも歩みたいと思っています。
占風鐸・オンラインスクール
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主宰 田中宏明
●開催期間 : 3月21日～25日(20時まで)
飛星派/欽天四化派の紫微斗数講座(入門・中級)全7講座
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本サロンの動画講座では、欽天四化紫微斗数、八字(四柱推命)を中心に、進化占星学も取り入れています。
台湾の東洋命術の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化紫微斗数と八字、それに進化占星学を加味した3命術の勉強は、わたくしのみならず真摯な運命学愛好家の魂に響くと思っています。
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