来因宮が12宮でもっとも大切な宮 | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

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台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

■来因宮が12宮でもっとも大切な宮

昨日のブログ「A-AとA-Dはどこが違うのか?」で、来因宮がどうして重要な宮なのかがおわかりいただけたかと思います。

欽天四化紫微斗数では、来因宮が12宮でもっとも大切な宮です。

それは生年ABCDを生み出す宮でもあり、根源の宮であるからです。

これまでは、同象自化が破格であり、A-DよりA-Aのほうがより深刻である・・・というようなことは、あえて申し上げてきませんでした。

それはわたくしの生徒様を含め、同象自化をお持ちの方に少なからずダメージを与えてしまうからです。

もともと、気にされていた方も多いと思いますが、さらにもっと落胆されるようなことを申し上げるのを控えていたというのが実際のところです。

しかし、今回、ブログのコメント欄に投稿されたのをみて、「言ってしまおう!」と心に決めました。

その理由は、今年から世界が大きく変わり始めたと思うからです。

世界的な今回の新型コロナウィルス感染症のパンデミックは、100年前のスペイン風邪以来です。

100年も経っているのに、ワクチンができなければ、人類は疫病には無力であることを嫌というほど思い知らされました。

そして、世界がグローバル経済となり、相互依存が進み複雑に絡み合っているので、問題が起これば、その影響の深刻さは100年前の比ではないと考えています。

わたくしは、ここ数年の間で、生きづらい人がかなり多く出てくるのではないかという予感がしています。

もっといえば、生きていくのが苦しい人が増えるということです。


それは経済的にも精神的にもです。

この厳しい時代にどういうように対処していけばいいのか・・・

いま、自問自答しています。

そして、気になっていたのが来因宮です。

極論すれば、来因宮に問題がない人はなんとか大丈夫なように思います。

この宮が問題な人は、・・・

生年ABCD(四柱推命でいう用神の作用をなす)を100パーセント使えない状態ともいえるので、来因宮を少しでもよくするための行いが急務と思っています。


さて、来因宮が同象自化で破格であるというのは何か理由があるはずです。

それが前世からの課題であるとも思いますが、AD,BC同組や平衡理論を使えば、ある程度、その破格の原因がわかる場合があります。

わたくしはこれまで、何度となく、欽天四化紫微斗数は因縁自覚をするためのツールであると申してきました。

よくない宮(悪因縁の宮)から目を背けたくなるのが人の世の常ですが、もう、それは許されない時代になってきたと思っています。


新型コロナウィルス感染症で苦しんでいる世界中の人たちは、一刻も早くワクチンができるのを待ち望んでいます。

ワクチンは、毒を持って毒を制すようなもので、その毒性を徹底的に調べるところからワクチンが造られていきます。

同じように、破格の宮と真摯に対峙し、徹底的に分析することがよくなるための第一歩と思います。


Photo by Nick Fewings on Unsplash


朝から重苦しいブログ記事を書いてしまいましたが、「禍を転じて福と為す」という諺があります。

今回のコロナ災害をそのように捉えて、頑張りましょう!


きょうもお読みいただき、有り難うございました。

占い教室・占風鐸 田中宏明


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田中宏明
占い教室・占風鐸 代表

2013年5月にはじめて台湾台中市の陳永瑜老師(写真左)に機縁を得る。
以後、訪台25回(2019年現在)を重ね、定期的に飛星派並びに欽天四化派の紫微斗数や八字の伝授を受ける。
未だかつて知られていなかった欽天四化派の紫微斗数をこの日本に広めることを決意し、目下、神戸と東京で鋭意教室や個人指導を行っている。