宮位転換 -紫微斗数の看命ロジックで最重要のひとつ- | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

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台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

●宮位転換 -紫微斗数の看命ロジックで最重要のひとつ-

これまでにも本ブログでお話しましたが、宮位転換の概念は紫微斗数の看命ロジックで最重要のひとつと言えます。

宮位転換をすることによって、より詳しく象意をみていくことができるからです。

では、宮位転換とは何かをみていくことにしましょう。

まず、つぎの命盤をご覧ください。




これは、原始命盤といいます。

命盤の基本形であり、星(紫微星とか天機星等)の出身地の宮を表すものでもあります。

つまり、命宮に出ている紫微星は欽天四化では女星ですが、男性でも自分の星としてみていくことがあります。命宮は100パーセント自分をみる宮だからです。

また、夫妻宮にある破軍星も欽天四化では女星ですが、男女を問わず配偶者をみる星でもあります。

このことはとても重要で、たとえば破軍がいかなる宮にあっても、破軍・自化権の場合は、それだけで婚姻に問題ありとしてみます。※自化権は争いの象意があるので。

上図の原始命盤で、赤点線丸で囲んだ宮は、とくに宮位転換をしてみていくことが多いです。


兄弟宮・・・兄弟姉妹をみますが、父母宮の夫妻宮で母親もみる。

夫妻宮・・・配偶者をみますが、父母宮の子女宮で自分と兄弟姉妹もみることがある。

財帛宮・・・財をみますが、夫妻宮の夫妻宮で夫婦関係もみる。

官禄宮・・・仕事をみますが、夫妻宮の遷移宮で配偶者のこともみたり、子女宮の疾厄宮で子供のこともみる。


以上の4つの宮の宮位転換は、よく用いますので覚えておいてください。


ご存知かもしれませんが、12宮の宮の呼称はちょっと変わったものがありますので、つぎに記しておきます。


1命 宮(めいきゅう)
2兄弟宮(けいていきゅう)
3夫妻宮(ふさいきゅう)
4子女宮(しじょきゅう)
5財帛宮(ざいはくきゅう)
6疾厄宮(しつやくきゅう)
7遷移宮(せんいきゅう)
8奴僕宮(ぬぼくきゅう)注:交友宮(こうゆうきゅう)とも言う
9官禄宮(かんろくきゅう)
10田宅宮(でんたくきゅう)
11福徳宮(ふくとくきゅう)
12父母宮(ふぼきゅう)



きょうもお読みいただき、有り難うございました。

芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明


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