電通鬼十則に欠けていたもの | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

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台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

●電通鬼十則に欠けていたもの

電通鬼十則

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。



上記は、電通社員の行動規範である「電通鬼十則」です。

株式会社電通は、わが国の大手広告代理店で、この電通鬼十則もよく知られています。

バブルの真っただ中のとき、栄養ドリンクのTVのCMで、「24時間、戦えますか」というキャッチコピーがありましたね。

また、以前は、ビジネス誌などの広告で「地獄の訓練」というネーミングの管理者養成合宿セミナーなどもよく目にしました。

これらはみな、「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」のような日本人の大和魂にも通じるものと思います。

実は、だいぶ前の話ですが、わたくしの会社も実父が社長のとき、この電通鬼十則をそのまま朝礼で皆で唱和していたときもありました。

わが実父も戦争を経験していましたので、このような力強い言葉が好きなほうですし、内容にもほぼ共感していた?のではないかと思います。

ただ、いまになってこの十則をじっくり読んで気付いたことがあります。

すべて前向きの言葉しか書かれていません。

精神を鼓舞するような内容ばかりです。

企業の行動規範に掲げられているのだから、ある意味仕方ないかも知れません。

でも、経営や個々の仕事はどうしても上手くいかないときがあります。

最善を尽くしても結果が出ないこともあります。

よく軍隊でも、前に進むことしか知らない上官に仕えたら悲惨だと聞いたことがあります。

優れた上官、将校ほど、撤退する勇気を持っていたということです。

これは、最後は人間性の問題ではないでしょうか?

戦争と経営や仕事は違うと言われればそうかも知れません。

しかし、どちらも戦略を立てて戦術を決めて行動していくという進め方は同じだと思います。

失礼ながら、あの、自殺された電通の若き女性社員の上司、その方の人間性の問題が大きいように思います。

できれば、電通鬼十則にプラスして、「最善を尽くしても上手くいかないときもある。そうしたときは撤退する勇気も大切だ。」というような一箇条があれば、あのような不幸なことは防げたと思うのですが・・・


きょうもお読みいただき、有り難うございました。

芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明


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