来春の四柱推命の講座開講に向けて、日本の四柱推命の著書も読んでいます。
その中でも佐藤六龍先生のご著書は、何冊か愛読させていただいています。
六龍先生の干同士の関係をみる「順悖」のご説明はとても勉強になります。
さて、わたくしの四柱命式は、日干が辛で月上に庚があります。
辛庚の干同士の関係は、とてもよくありません。
順悖の悖にあたります。
この悖の意味を調べますと、「もとる。そむく。さからう。 みだれる。・・・」とあります。
背く(そむく)に近い語源のようです。
紫微斗数でみたわたくしの夫妻宮は、天機Bと文昌Cの男星がふたつあり、かつ自化(離心力)があるので、兄弟との関係は残念ながらよくありません。考え方や理念が違う点が多いです。
因みに、兄弟との関係は兄弟宮だけをみるのではありません。
夫妻宮は宮位転換をすると「父母宮の子女宮」で、自分と兄弟との関係をみることもできます。わたくしの場合は、兄弟との関係は夫妻宮に如実に顕れています。
これは、四柱推命でみた辛庚の悖の関係とまったく一緒です。
しかしながら、わたくしは身弱なので日干の辛にとっては、庚は喜神にもなります。
喜神の星でありながら、悖であるというのは何とも皮肉なものです。
逆に忌神でありながら、順といのもあります。
たとえば、離婚したのに完全に縁が切れないなどが当てはまるように思います。
さてさて、庚の喜神のはたらきは紫微斗数ではどのように出ているのかですが、つぎをご覧ください。
兄弟宮から交易Aが子女宮に入り、田宅宮を照らします。
これは吉祥です。
この交易Aは、兄弟がわたくしの占術の仕事を支援してくれているとも読み取れます。
わたくしが家業の倉庫業を4代目として継ぎましたが、去年、完全にリタイアし、いまは実弟が社長として頑張ってくれています。感謝です。
お陰で、わたくしは、かねてより念願であった占術の仕事に専念できるようになりました。
四柱推命でみたわたくしの兄弟の星である庚は、喜神ではあるものの干干の関係では悖であるということが、欽天四化紫微斗数でも明確に顕れていました。
八字(台湾の四柱推命)と欽天四化は、とてもよく似た命術です。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明
芦屋占い処・占風鐸