先日、個人レッスンにお越しになられた方は、大学でも教鞭をとっておられる博識の品の良い紳士(A氏)でした。
これまで四柱推命、西洋占星術、紫微斗数(三合派)、インド占星術等、さまざまな命術で自身の鑑定を受けたが、もっとも的中していたのがインド占星術でしたとおっしゃっていました。
そのA氏が、わたくしの欽天四化紫微斗数による鑑定を受けられ、非常に興味を持たれてレッスンに来られた次第です。
余談ですが、インド占星術では、取り次ぎのような形で、自分の代わりにインドまで出向いて、鑑定結果を持ち帰ってくれるような代行サービスのようなものがあるとA氏より教えていただきました。
世の中、いろいろなことを考える人がいるものですね。
ところで、A氏が強調されていたのは、四柱推命の自身の鑑定では、占い師の方によって結果がまちまちであったのに困惑し、落胆の色を隠せなかったそうです。
四柱推命は、流派によって鑑定結果が大きく異なることがあるので、致し方ないかも知れませんねと申し上げました。
実際、わたくしの娘なども2011年に大病をしましたが、日本の著名な四柱推命の占い師の先生の鑑定結果と、現在、ご指導をいただいている台中の陳老師の鑑定結果では、喜忌の星が正反対でした。
陳老師曰く、「田中さんのお嬢様の命式はプロ泣かせの命式なので、ある意味、プロの占い師が間違っても致し方ないかも知れません。」とおっしゃいました。
陳老師は、とても謙虚で誠実な老師です。
四柱推命は、微妙な命式ほど喜忌の判定が至難です。
年配の方であれば、それまでの人生経験をお聞きし、大運をみて喜忌の検証を試みることも可能ですが、10代の年少の者の判定はそれもなかなかできません。
しかしながら、紫微斗数、なかでも飛星派や欽天四化の紫微斗数では、四柱推命のように占い師によって結果が正反対になるようなことは考えられません。
もし、あるとしたら、それは単に紫微斗数のロジックの知識不足です。
この点は、四柱推命も紫微斗数も同じ命術ですが、占星術である紫微斗数の優位性ではないかと思っています。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明
芦屋占い処・占風鐸