流派によって、漢字の画数を旧漢字で数えるのと新漢字でするのとあったり、また画数の吉凶も違ったり(32画など)しますので、わたくしは鑑定で姓名判断はあまり用いることはしません。
しかし、新生児の命名は、やはり自分の信用する流派の姓名学で、慎重に調べて付けてあげるのがよいと思っています。
“慎重に”と申し上げたのは、四柱推命でみて不足している五行の文字を用いたり、頭領数と言われる画数を付けるのは、欽天四化紫微斗数などでみてその器を持っている人にのみ付けるのがよいと思うからです。
さて、健康上のことを考えれば、四柱命式は五行周流が最善です。
ですから、生まれてきた赤ちゃんの命式で、不及している五行を補う文字を用いたりするのがよいと思います。
もうひとつ大切なことは、天格は別として、21、23、29、33画の俗に頭領数と言われる画数は、女児には付けない方がよいと思います。
理由は、結婚や家庭生活に障害が出るおそれがあるからです。
男児であっても、衆人のリーダーになるような器でない命盤なら、かえって頭領数などを付けると苦労の多い人生になるように思います。
わたくしの遠い親戚の男性の方ですが、命盤ではサラリーマンの命なのに、独立して仕事が上手くいかなくなり、妻子と離別、以後、田舎で一匹狼のような人生を歩んでおられる人がいます。その方は人格が21画です。
でも、よい命盤なら、問題ありません。
知人で、某上場企業の副社長までされた方は、同じ人格21画ですが、命盤はやはりかなりよかったように思います。
頭領数と言われる画数は、女児には付けない方が無難と思いますし、男児でも慎重に付けなければならないように思います。
最後に、申し訳ありませんが、名付けの依頼を過去にお受けしたこともありますが、いまは多忙のためお断りしています。よろしくご了解のほどお願い致します。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸