立秋も過ぎ、申月となりました。
自宅のある神戸は、昨夜、久しぶりの雨が降り、今朝はかなり凌ぎやすいです。
天の気は、すでに秋へと進行しているのですね。
さて、申は、戊、壬、庚の三つの干を蔵しています。
もっとも強いのが庚ですが、しかし、隣に子があると申と子は仲がいいので、申も水(癸)に変わってしまいます。
いわゆる、申子、半三合して水になる理です。
台湾の八字は、これは三合と同じで、水として扱います。
わたくしの娘は、子年生まれです。
生月は、8月の申月。
年月は子申の半三合になり、日干、壬のなので猛烈に水が強くなります。
時 日 月 年
丁 壬 丙 丙
未 午 申 子
天干に丙が二つもあり、地支には午未の合で化火となり、火も猛烈に強いようですが、先程も言いましたように、壬日生まれで子申の半三合で水が勝ちとなります。
台湾の陳老師はじめ著名な八字の老師にこの命式を鑑定していただくと、木火が喜神で金水が忌神と言われました。
日本の四柱推命の先生とは真逆の鑑定結果でした。
陳老師曰く、「田中さんのお嬢さんはプロ泣かせの命式です。プロの占い師が間違っても、ある意味致し方ないですね。」と言われました。
四柱推命だけに頼るのは危険では? と以前申した例のひとつです。
娘は、2011年、中学二年のとき原因不明の痩せる病気(拒食症ではありません)になり、半年間、休学を余儀なくされました。
紫微斗数で流命をみると、
これだけでも、この2011年は健康には注意の年ですが、飛星派でみて大運10年の健康も要注意、さらに流年でも星を飛ばして要注意となり、きわめて健康運は問題のある年となります。
卯宮は欽天四化で大腸をみます。
天梁は免疫系統、先天的な抵抗力をみます。
飛星派、欽天四化派の紫微斗数では、少し勉強しただけで2011年の娘の健康運はかなり注意ということが分かります。
しかし、これを四柱推命で歳運の健康運の吉凶判定は至難です。
なぜなら、そもそも命式の五行の喜忌の判定が非常に難しいからです。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸