日本の四柱推命は、流派によって大きく解釈が異なる場合があります。
四柱推命は日本での歴史もそこそこ長いので、高名な先生が、独自の理論や見解を唱えておられるので致し方ない面もありますが、後進の愛好家には迷惑なことです。
しかし、紫微斗数に限ってはまだまだ日本での歴史は浅く、本場の台湾でも八字(日本の四柱推命)に比べたら、大きく普及するに至ったのはそんなに昔のことではありません。
台湾では、多くの紫微斗数や八字の安価な書籍が多数出版されていますので、中文(中国語)が読めるとそれだけでも博学となり、知識量においてはわたくしたち日本人は太刀打ちできません。
さらに、台湾ではご夫婦や兄妹で命理を職とされていたり、陳老師のように祖父、父、ご自身と三代にわたって命理を研究し、プロとして活躍されて来た由緒あるお家もあります。
その陳老師の応接間兼鑑定ルームの壁一面は書庫で、命理関係の膨大な資料や書籍が収められているのを拝見させていただいたことがあります。
それを見たとき、わたくしは、日本の紫微斗数や四柱推命などの東洋占は、いずれも発展途上と思いました。
はっきり言いまして、紫微斗数はもとより四柱推命でも、日本と台湾ではレベルが違うと思います。
ですから、わたくしは、陳老師から教えていただいた欽天四化の理論や公式を、忠実にお教えさせていただいたり、活用させていただいています。
わたくしの独自の見解などはありません。
ちょうど明治維新のときの日本のように、100%西欧の優れた科学文明を取り入れたときのような心境です。
見聞きするもの、すべて新鮮な驚きを禁じ得ないのが欽天四化紫微斗数の理論です。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸