きょうは久しぶりに梅田に出て、昔から親しくさせていただいているY様と一緒に昼食をとりました。
そのY様は、ことし65歳になって社長職をご子息に譲られました。
そして、その節目の年に、つぎのようなメッセージを添えた記念品(高価な財布)を頂戴しました。
「65年間、私の人生に彩りを添えて下さった方々へ心ばかりの品を贈ります。有り難うございました。」
いままでいろいろな記念の品をいただいたことがありますが、現役を引退した方からプレゼントをもらったのははじめてです。
このような粋なことができるY様は、温厚で利他の心の塊のような方です。
経営されてきた会社のほうも、毎年、増収増益。
経営のバトンを託されたふたりのご子息も、立派な方々です。
やることなすこと上手くいく、とても羨ましい有徳の方です。
長年、Y様とお付き合いさせていただいて、その幸運の源泉をわたくしなりに考えました。
それは、親孝行だと思います。
Y様は、Y様の父親(先代の社長)の会社までの送迎を、毎日欠かさず10年以上されていたように思います。
それも車で5分や10分の距離ではなく、かなり時間が掛かる距離を送迎されていました。
なかなかできるものではありません。
儲かっている会社なら、運転手を雇えばすむところを、お仕事も忙しいのに自ら運転手役をされていました。
親孝行は素晴らしいことと、ほとんどの人は分かっているのですが、わたくしを含め現実にできている人は少ないです。
Y様はその数少ないおひとりで、わたくしの尊敬する人生の先輩でもあります。
きょうもお読み頂き、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸