●最近、恩師の亀石先生のことが想い出されます。
芦屋占い処・占風鐸 代表の田中風州です。
最近、わたくしの恩師である亀石厓風先生のことが想い出されます。
亀石先生は教室で、よく中国や日本の古典のお話をされました。
含蓄ある心の糧となるような古聖前賢の教えを黒板に書かれて、どのような生き方をするのが正しいかを、まるで説法のようにお話されたのを昨日のことのように想い出されます。
師の手帳には、小さな字でぎっしりとそのような尊い言葉、ことわざ、箴言などが書かれていたのを拝見したことがあります。
常にその手帳を携行し、移動の時間などに新たに書き加えられたり、暗記されたりしていたことも知っています。
さて、四柱推命は冷徹な占いであると、以前にブログで書いたことがあります。
いまもその想いに変わりはありません。
しかし、欽天四化派の紫微斗数を勉強していて、見ようによってはこちらのほうがより冷徹な占いであると感じています。
はっきり申しまして、欽天四化派の紫微斗数は宿命をみる占いだと思います。
命盤をみて、時として目を覆いたくなるような現実にどのようにお応えしてよいものかと頭を抱えるときがあります。
師の亀石先生のなさっていたことが、この歳になってようやく分かったように思います。
わたくしの教室の授業でも、近い将来、師の教えを引き継いで単に占術の勉強のみならず、心の糧となるような勉強を生徒様と共にできればと考えている昨今です。