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物語は人の心を映しますが、人は物語のようにはいきませぬ。
(「光る君へ」)
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小説やドラマや映画
そういった物語に、人は自分の心を映すものです。
物語を作った人が映し出した心は
その人のもので
同様に
読んだ(観た)側が映すものは、やはりその人のもの。
物語に感動するのは
自分の心を映すものだからなんだと思います。
まず人ありき
なのだと思います。
まず人がいて、今ここに存在する人が物語に心を映し出す。
先に物語が存在するわけではない。
人が生きていく中で、様々な思いを抱え
それを物語に映し出していくのでしょう。
たくさんの方々の歴史に触れてきたから
ということだけではなくて
わたしの身近にいる人々の歴史や生き様だけでも
「事実は小説より奇なり」
と実感しています。
人は物語のようにはいかない。
本当にね
と、膝を打ちました。