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大切なのは誰が争いをやめる勇気があるか
誰が始めたのかは問題ではありません、大切なのは誰がやめるかです。
(エリザベート・ルーカス)
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エリザベート・ルーカスは、ヴィクトール・フランクルの愛弟子で
フランクルに心理学を学び、側で彼やその家族の生き方を見てきた人です。
フランクル氏は敬虔なユダヤ教徒でしたが
収容所を出てから、クリスチャンの女性と結婚しました。
彼らは、お互いを尊重し尊敬し人生を共にしたといいます。
また、彼は
元ナチスの人々とも交流しました。
収容所から生きて帰った人々からは批判の声がもちろんあったけれど
人を尊重し手をつなぎ生きることを大切なことと
行動、生き方で示した人だったんですね。
ルーカス氏は言います。
「先に攻撃したのはわたしです、という人はいません。」
その通りです。
誰が争いを始めたのか、誰が悪かったのか。
そんなことを論じても、解決へは向かわないのだと思います。
だって、それぞれが正義だと思っているのだから。
まずは争いをやめること。
そして、どの部分でどのように手を繋げるかを考えること。
わたしも「争いをやめる人」でありたいと思いました。