カウンセリング心理学も
カウンセリングの手法も
幅広いです。
また
どんどん研究が進んでいき
新しい理論、新しい手法が出てきます。
人ひとりが勉強できる範囲も、身につけられる手法も
限られていますから
そんな中から
今の自分に必要な知識、今の現場で使える手法を
勉強し続けることになります。
「学んだことを、すぐに活かすよね」
と、カウンセラー仲間に言われたことがありますが
実はその逆で、すぐに活かせるものを学んでいるのです。
心理学の知識も、カウンセリングの手法も
使えるかどうか、活かせるかどうか、ですからね。
そして
なんのために使うのか、何に活かすのかというと
「聴く」ために使う、「聴く」ことに活かすのです。
クライエントさんの感覚
クライエントさんの意識
クライエントさんの歴史
クライエントさんの生命
を、聴く。
自分の全身で聴く。
本気で聴く。
カウンセラーを生業としていると
「聴く」ということに何度も立ち戻ります。
大切なのは、目の前の人の存在そのものなのだから。