依存と共依存① 「愛」と「依存」 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・アートセラピー・心理学レッスンなどをしています。

依存・共依存について質問されることが

最近続きましたので

以前にも書きましたが、再度掲載いたします。

 

ある程度まとまった内容を分けてお伝えするのが

混乱が少なくていいと思いますので

5回に分けて書きますね。

 

 

依存・共依存の関係は
恋人・夫婦などパートナーの間で起こりやすいです。
友人関係で起こることもありますが
やはり、パートナー間で起こることが多いです。

そこで
まず、「愛」と「依存」について
話しておきたいと思います。

「それは、ただの依存で愛ではない」
とか
「愛と依存は違う」
という言葉を、時折耳にします。

では
依存している場合、相手を愛していないのか?
というと
わたしは、そうとも限らないと思います。

依存は、愛と共存している場合が多いからこそ
やっかいなのだとも思います。

ですから
「わたしは真剣に相手を愛しているのだから、依存しているわけがない」
ということは、成り立ちません。

どんなに、相手を心から愛していても
依存している可能性はあるということです。

逆から見れば
パートナーへの依存傾向が強いからといって
「本当は愛していなかった」
などと、嘆く必要もないわけです。

 

ただ、依存度が高いと

相手のことを大切にするのが難しい

なんて場面も出てくることが珍しくありません。

「愛しているのに大切にできない」

などという矛盾が起こってしまうことがあるんですね。


※この場合の「愛」とは、あくまでも一般的に言われる恋愛感情等の「愛」であって
  「愛」の本質を細密に紐解いて、哲学的に定義づけているわけではないことを
  つけ加えておきます。

 

明日は

「依存」とは何かについてお話します。

 

 

 

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