心理的に無理なことはわかりにくいし、説明しにくい | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

物理的に無理なことはわかりやすいです。

 

たとえば

わたしはバレーボールのサーブが成功したことはないけれど

皆、ちゃんと入れなさいよとは言わなかった。

できないものは仕方ないと認めてもらえた。

 

ところが

心理的に無理なことはわかりにくくて

「心の持ちようだ」とか

「逃げてるだけ」とか

言われてしまうことがあります。

 

けれども

人それぞれ、心理的に無理なことって

実際に「ある」わけで

それは、本人でさえ説明できないものです。

 

たとえば

ゴキブリは刺したり噛んだりしないのだし

後で手を洗えばいいんだから、素手で掴めばいいと言われたと

想像してみてください。

 

いやぁ~~!!無理!!!

って思った人は結構多いんじゃないでしょうか。

 

その無理な感覚

言葉でわかるように

相手を説得できるように説明できますか?

 

難しいですよね。

 

でも、大抵の人が

「そりゃあ、無理よね」と言ってくれるのは

それが心理的に無理な人が多いからです。

 

そう。たまたま多いだけ。

 

誰かが「無理!!」って言ったとき

「なんで?心の持ちようでしょ」とか

「そうやって逃げてるんだよね」とか

思ってしまったら、ちょっと考え直してみるのが、やさしいかなって

わたしは思うんです。

 

「この人にとってはゴキブリを素手で掴むみたいな感じなのかな」

なんてね。

 

自分自身も

「理屈はわかるよ。でも無理、できない」っていうことの

説明ができないときは

「わたしにとっては、ゴキブリを素手で掴むくらいのことなの」

って言ってみると、伝わりやすいかもしれないですね。

 

 

 

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