「自信を持ちたいんです」
「自信のある人が羨ましい」
そうおっしゃる方は、少なくないです。
そして
自信のある人というのは、どういう人なのかを
お聞きしてみると
「自分が正しいって思っている人」
という答えが返ってきたリします。
わたしはよく
「自信あるよね」
と言われるのですが
自分が正しいとは思っていません。
自分にとっての正しさが絶対だと思っていないんです。
けれども
自信がないのかというと、違っていて
自信は、確かにあるのです。
自分の感覚に対する信頼
とでも言うのでしょうか。
正しいかどうかと、自信とは
あまり関係がないのではないかというのが
わたしの感覚なんです。
そもそも、正しいというのは
見る方向や判断基準によって違う
あやふやなものだし
誰だって間違えることはあるのですよね。
どんなに長く生きていても
どんなにたくさんの経験をしても
知らないことのほうが、断然多いし
知らないことから間違いが起きたりします。
いやいや
知っていても、間違えることだってあります。
自分が間違えることがあると知っておくと
「自信を持つ」のハードルは
一気に下がるんです。
正しくなければ
自信を持ってはいけないわけじゃないんです。
間違えるということを知っておくことは
自信を持つことへの近道かもしれないと
わたしは、思うのです。