「わたしも悪いと思うんです」
「わたしはまだ幸せなほうだと思います」
「こんなことで落ち込んでちゃダメですよね」
カウンセリング現場で、よく耳にします。
わたしは言うんです。
「あなたは、どう感じていますか?
 手前勝手でいいんですよ。
 人間の感情なんて、手前勝手なもんです。」
まずは、感じてみる。
いったい自分は、今、どうなのか。
痛いのか
辛いのか
悲しいのか
怒っているのか
さみしいのか
イライラしているのか
もやもやしているのか
ざわついているのか・・・
そういう感情を感じるのは
しんどいことかもしれないけれど
そんな感情も
とても大切なんですから。
感じることができたら
表現してみる。
言葉にするのが難しければ
ただ大声を出すでもいいし、泣くでもいい。
歌う、踊る、運動する、絵を描く・・・
そういう表現でもいい。
もちろん
表現するには
安全な場所で、安全な方法で
ということにはなります。
否定されてしまう環境ではやめておいた方がいいし
誰かを攻撃するという形の表現はよろしくないです。
安全な場所で、安全な方法で
沸き起こってきた感情を素直に表現する。
そうすると、心にゆとりが生まれます。
ゆとりが生まれれば
立ち直りやすいのです。
表現しても立ち直れないときは
どうすればいいかって?
同じことを、何度表現してもいいんですよ。