「なんで?!」に答えないなら、どうすればいいか | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

昨日の記事の続きです。

 

「なんで?!」は質問ではなく、感情の表出なので

答えてもしかたがない

というところまで、昨日書きました。

 

ならば

答えないのであれば、どうすればいいのか?

 

一番のお薦めは、距離をとることです。

その場から離れるんです。

 

「なんでかはわからないの、ごめんなさい。失礼するね。」

とだけ言って、立ち去ればいいのです。

 

なるだけサラッとキッパリと言って

すぐさま立ち去ることです。

 

もしかしたら、相手は

「逃げるの?!」と言うかもしれませんが

「逃げることは悪いことだ」という

一見正論のようなことを隠れ蓑にしているだけで

これも感情の表出ですから、受け取らないようにしましょう。

軽く会釈だけして立ち去りましょう。

 

 

相手が自分にとって大切な人で

離れてしまわずに、もう少し話し合いたい場合は

 

ひとつのやり方としては

「どんな気持ちなの?」

と問うという方法があります。

 

これは、かなりの正攻法です。

「なんで?!」は感情の表出なので

その感情が何なのかを問うということですから。

 

「怒ってるのよね」

「悲しいの?」

「傷ついてるの?」

と具体的に言葉にして問いかけてみてもいいですね。

 

相手が自分の気持ちを答えてくれたら

「その気持ちについて、もう少し教えてくれない?」

と聞いてみる。

 

質問する側と答える側が、ここで逆転します。

結果的に

「なんで?!」からは解放されますし

「あなたのことを知りたい」というメッセージを

相手が受け取ってくれさえすれば、落ち着いて話ができます。

 

 

ただ、それでも

「だから、なんで?!っていう気持ちなのよ!」

などと、余計に相手が怒ったりする場合もありますし

そもそも、こちらが追い詰められていて

そんな余裕はないこともありますよね。

 

気持ちを問うことができないなら

その気持ちはわからなくてあたりまえなので

ただ「なんで?!という気持ち」と捉えてみます。

 

「この人は、なんで?!っていう気持ちなんだ」

 

受け取るのは、これだけでいいです。

 

そして

 

この「なんで?!」は、かなり攻撃力が高いので

その攻撃をまともに受けないために

自分を守る保護膜を身につけましょう。

 

イメージの力を借ります。

できるだけ具体的にイメージしてください。

 

自分をすっぽり包んでくれるものがいいです。

 

例えば

ポヨンとしたゼリーのような、厚み20センチくらいの層

クリーム色で、バニラの匂いがする

とか

黒光りした鉄でできた壁

外側に鋲がついていて、内側は爽やかなミントの空気

とかね

 

その保護膜は、自分を傷つけるものを通しません。

自分にとって快適なものだけ通します。

 

そのイメージの中で

両腕で自分を守るような姿勢で

「なんで?!」の時間をやり過ごすのです。

 

やり過ごした後は

しっかり自分を労うことをお忘れなく。

 

いくつかのやり方をまとめてみました。

参考にしていただければ、幸いです。

 

 

 

[カウンセリングルーム風舎]のHPはこちら