自分には夢がない、目指すものがない
と悩む若者に出会うことがあります。
幼いころから
「将来の夢は?」
と聞かれることが多くて
なにか目指すものがないとだめな気がしてしまうんですね。
将来のために、、かぁ。。
考えるのはもちろん悪いことではないけれど
未来基準で今を決めるのは
ちょっと危なっかしい気もします。
今の自分をうっかり疎かにしないかなって。
将来のために今〇〇しておくべき、とか
今〇〇しておかないと将来後悔するよ、とか
大人が子どもによく言うのだけれど
そういうのは
話半分に聞き流せるといいなと思う。
「うるさいなぁ、もう、、」
くらいに聞き流しておけるといいなと。
後で
「うわっ、ほんとだった!」
って思ったって構わない。
それは、たまたまほんとだっただけのことだから。
こうあるべき人生が
既に存在しているわけではないのだからね。
まず、理想の人生があって
その未来のために生きるのではないのだからね。
今の自分がここにいる。
ここにいる自分ができることをする。
今ここにいる自分を大切にしてみる。
なにかを目指してもいいし
目指すものがなくても構わない。
目指すものがあるのが、今の自分なら
それを大切にすればいいし
目指すものがないのが、今の自分なら
やっぱり、そんな自分を大切にすればいい。
そんなふうに、わたしは思うのです。