大切な時間を共に過ごしたので | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

定期的にカウンセリングに通われていた方が

終了を迎えた時

 

よくおっしゃるのが

「えーー!なんか寂しいですーー。」

 

カウンセリング終了というのは

もちろん嬉しいことなんだと

笑いながら

「でも、寂しいですーー。」

っておっしゃる。

 

そりゃあ、そうですよね。

 

大切で豊かな深い時間を

ここで共に過ごしたわけですから。

 

わたしは

「そうですよね」と、にっこり答えます。

 

 

「寂しい気持ちも悪くないな」

そんな感覚でいらっしゃるんだなぁ。

 

自分の寂しい気持ちの中に

明るい温かいものを感じてらっしゃるんだなぁ。

 

寂しい気持ちも、不安な気持ちも

自分の中の大切なものとして感じることができる。

それを抱えながら、豊かに生きていかれる。

 

 

回復して、カウンセリングを終了した方は
笑ったり泣いたり、喜んだり怒ったりしながら
幸せなことも辛いことも、いろいろあったりしながらも

カウンセリング前より
幸せを感じるのが得意になって
自分のことを大切にするようになって
この先を歩いていかれるのでしょう。


最後の日に

「先生、さようなら」という人には
「さようなら」と答えます。

「ありがとうございました」という人には
「あなたの力ですよ」と答えます。

「また、来てもいいですか」という人には
「いつでも、ここにいますよ」と答えます。


いつものように

「失礼します」と頭をさげて送り出しますが

終了の日は

共に過ごした大切な時間を思って

実はジーンとするのです。

 

 

 

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