他者についての答えを自分の中に探さないこと | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

答えは自分の中にある

という言葉は、よく聞きます。

 

自分がどうしたいか。

自分にとって、何が快適か。

そういったことについての言葉ですね。

 

ところが

この言葉を、他者についても当てはめると

ややこしいことになります。

 

自分の言動をAさんがどう捉えたか。

自分のことをBさんがどう感じているか。

自分に対してCさんはどうしてほしいと思っているか。

 

この答えは、自分の中にはありません。

 

Aさんの中に

Bさんの中に

Cさんの中に

それぞれ、あるわけです。

 

Aさんの捉え方、Bさんの感覚、Cさんの望み

そういったものを、自分の中に探してしまっても

正解は得られないのだけれど

うっかり、そういうことをしてしまうことがあります。

 

相手との会話が後から気になって

「怒ったんじゃないか?」

とか

「きっと嫌われた」

とか

思い込んで、辛くなったりする場合なんかがそう。

 

自分の中を探すと

「こういう反応は怒っているときのもの」

とか

「わたしは、そもそも人に好かれない」

とか

そういったものが見つかって、それを採用してしまうんです。

 

だから

他者の反応が気になって

とても不安になったり、辛くなったり、

どんどん悪い方へ考えてしまうときは

 

「あれ?人のことなのに、自分の中に答えを探してるよ。」

と、声をかけてあげるといい。

 

「ちょっとうっかりしてたね」

って、のんびり笑ってあげると、もっといいかもしれません。

 

 

 

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