『区切りなんてつけなくていいんじゃないですかね』 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

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 区切りなんてつけなくていいんじゃないですかね


  (「あなたのそばで明日が笑う」)

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震災で夫を亡くした主人公が

区切りをつけて前を向かなきゃというようなことを言ったとき

建築士の男性が言ったひとこと

 

「区切りなんてつけなくていいんじゃないですかね。

どっちが前でどっちが後ろかなんて、誰にもわかんないですよ。」

 

優しい言葉だなぁ。。

 

物凄く辛い体験によって、深く心に傷を負ったとき

その傷が癒えることがあるなんてことは想像できないものだし

時間がたち傷が少しずつ癒えたとしても

悲しみを手放すなんてしたくないことだってある。

 

ところが、時間がたつにつれ

周りが心配して

「そろそろ区切りをつけたら?」と言ったり、、

自分自身も

「どこかで区切りをつけなきゃ」と思ったり、、

 

わたしは思うのです。

無理に区切りをつけようとすると

かえって、苦しくなるんじゃないかなって。

 

変化というのはじんわりとゆっくり起こるもの。

心の状態が、突然パキッと変わるなんてことはない。

 

はい!今から区切りですよ

なんていうのは乱暴なことのように思うのです。

それは自分を苦しめてしまうんじゃないかな。

 

 

 

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